スズキとエステーは10月11日、車酔いに悩む人向けの新型芳香剤『Air Forest YOWAN(エアフォレストヨワン)車用エアケアキューブ』を共同開発し、2025年春までに発売すると発表した。同日、東京都新宿区のエステー本社でプレゼンテーションが開催された。
スズキの社内調査によると、自動車に同乗する人の約23%が乗り物酔いに困っているという。また、運転者は乗り物酔いになりにくいが、同乗者は乗り物酔いになる。将来的に自動運転技術が発達すれば、全ての乗員が乗り物酔いの対象となる可能性があり、この課題はさらに拡大すると予想されている。
EVの未来の鍵「全固体電池」を福岡のデジタル企業がいち早く開発できた理由とは
新製品は、車内の不快なニオイを軽減し、快適な空間を実現することを目的に開発された。北海道トドマツの天然精油を配合し、爽やかで心地よいグリーンの香りが特徴だ。車の中の不快臭に対する高い消臭効果もあるという。従来の芳香剤が、車の外から持ち込まれた臭い、タバコや食べ物の匂いを消すことが目的だったのに対し、新型芳香剤は車内の環境改善が主眼になっているところが異なる。
スズキ側で新型芳香剤の開発を担当し、現在はコーポレートベンチャリング事業担当として米シリコンバレーに駐在する瀬尾洋幸氏は「新型車の開発を担当していた当時、私がテスト車両を運転していて、同乗者が乗り物酔いになってしまった。たくさんの人が乗り物に酔いに困ってるんじゃないか、と考えた。調べると、乗り物酔いする人には、車のドアを開けた瞬間、その車内からの匂いを感じた瞬間に、気持ち悪いと感じる人がいることが発見された」と発端を説明する。
そこで、インキュベーションセンターのARCH(東京虎ノ門)にスズキとともに参加していたエステーに、課題解決のための共同開発を持ちかけたという。
この製品は、北海道トドマツの間伐材から抽出した機能性樹木抽出成分「クリアフォレスト」を活用している。これまで自然廃棄されていた未利用の枝葉を有効活用し、樹木の香りで空気の質を改善する画期的かつサステナブルな成分だ。
エステー側で新型芳香剤の開発を担当したのは、エステーR&D本部兼日本かおり研究所株式会社代表取締役社長の奥平壮臨氏だ。「日本でいちばん空気がきれいな森、窒素酸化物が少ない森を調べていた。2年かけて66か所を調べて、北海道の阿寒湖の近くの森がいちばんきれいな空気だった。そこの空気に何が入ってるか調べたところ、トドマツの香りが入っていた」という。
ちょうどそのタイミングでスズキから話を持ちかけられたそうだ。ただし、最初からトドマツの成分を使うと決まっていたわけではなく、最終的に9種類の候補からトドマツが選ばれた。
内容量は29.5gで、トドマツのキューブ型の中身は詰め替え式となっている。香りは約1~2カ月持続するとされるが、季節や使用状況により異なる。価格は本体2000円、詰め替え1000円程度を予想し、販売ルートはスズキの公式ECサイト「S-MALL」とスズキ販売店の予定だ。
製品名の「YOWAN」は「Your Wants」の頭文字を組み合わせた造語で、「森の香りの力を借りて、不快な移動空間にアプローチし、快適なクルマでの移動を希望するあなたの望みに寄り添う」という意味が込められている。
スズキとエステーは、この共同開発を通じて、車内環境の改善と乗り物酔いの軽減に貢献することを目指している。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
「運転席の横に“クルマが踊っている”スイッチがありますが、押したら滑りますか?」 謎のスイッチの意味は? 知らない「使い方」とは
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
トラックの頭と積荷が載ったトレーラーの知られざる接続部! 最後のロックはあえて「手動」にしていた
スバル新型「プレオ」発表に期待の声! “約100万円”の「コスパ最強」軽セダンは実用性バツグン! スバルらしい「水平対向エンジン×MT搭載」を求める声も!
まるで「“ミニ”フェアレディZ」!? 全長4.1mの日産「コンパクトクーペ」が斬新すぎる! 短命に終わった「NXクーペ」とは?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
今のは、そういうニオイはしない。
洗濯洗剤や柔軟仕上げ剤の臭いで気持ち悪くなる。
一時期流行ったダウニーだかは最臭兵器だった。
それ以降の国内メーカーの柔軟仕上げ剤もキツイが。
森の香りとかいうが、感じるか感じないかのレベルのじゃないと、車酔い対策にはならないと思う。
むしろ逆効果になりそう。