今シーズン2度目の優勝を獲得
2024年シーズンのMoto2クラスに参戦する小椋藍選手(MTヘルメット – MSI)は、相性が良いというTT・サーキット・アッセン(第8戦オランダGP)で、初日から好スタートを切りました。金曜日午前中のフリープラクティスはトップ、午後のプラクティス1では2番手につけます。1回目のセッションから上位であるということは、走り出しから好感触をつかんでいるということです。
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土曜日の予選Q2では、フェルミン・アルデグエル選手(Folladoreスピードアップ)にポールポジションを譲ったものの、小椋選手は2番手を獲得しました。このオランダGPまでに1勝と1度の表彰台を獲得している小椋選手ですが、予選では苦戦を続けていました。今回のフロントロウ(1列目)2番手は、今季初のフロントロウ獲得であり、小椋選手にとって今季の自己ベストグリッドです。
小椋選手の速さは、決勝レースでも十分に発揮されました。序盤はタイヤの状態を踏まえて様子を見つつ、3番手で周回を重ねると、レース中盤を過ぎた12周目に2番手に浮上し、トップを走るアルデグエル選手を追いました。
レース後半もペースを落とさないタイヤマネージメントが小椋選手の強みです。ただ、この時点で、トップのアルデグエル選手とは1.8秒の差が開いており、小椋選手はさすがに「ちょっと離され過ぎた」と考えていました。
しかしその後、アルデグエル選手がトラックリミットを超えたためにロングラップ・ペナルティを科されます(※ロングラップ・ペナルティ:レース中、コースに設定された特定のエリアを通過しなければならない。通常のコースよりも大回りとなるため、ペナルティを消化する周ではラップタイムは数秒ロスとなる)。アルデグエル選手がこのペナルティを消化している間に、小椋選手はトップに浮上しました。レース終盤にはトップを奪い返そうとするアルデグエル選手の猛追がありましたが、小椋選手は振り切ってトップでチェッカーを受けたのです。
2勝目を挙げた小椋選手は、MotoGP.comのインタビューで、レースを次のように振り返りました。
「レース序盤は100パーセントで攻めてはいなくて、うまくマネージメントできたと思います。でも、(トップを走っていた)フェルミンがあのペースで走り続けられるのかわからなかったから、ちょっと心配はしていましたけどね。彼はペナルティを受けたので、状況は僕にうまく働きました」
「レース終盤は、みんながタイヤに苦しんでいました。そのとき、すでに僕はトップだったので、レースをマネージメントするにはベストなポジションだったと思います。完璧な週末でした」
オランダGPでは、チャンピオンシップのランキング2番手だったジョー・ロバーツ選手(オンリーファンズ・アメリカン・レーシング)が右鎖骨を骨折して欠場しました。優勝という結果とあわせ、小椋選手はランキング2番手に浮上しています。14ポイント差のトップにつけるのは、チームメイトのセルジオ・ガルシア選手(MTヘルメット – MSI)です。
連戦となるMotoGP第9戦ドイツGPは、7月5日から7日にかけて、ドイツのザクセンリンクで行なわれます。
■Moto2クラスとは……
Moto2クラスは、トライアンフ「ストリートトリプルRS」の排気量765ccの3気筒エンジンをベースに開発されたオフィシャルエンジンと、シャシーコンストラクターが製作したオリジナルシャシーを組み合わせたマシンによって争われる。タイヤは2024年よりピレリのワンメイクとなった。クラスとしてはMotoGPクラスとMoto3クラスの中間に位置する。
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