もくじ
ー スバルゲレンデタクシーとは
ー ゲレンデタクシーの使い方
ー ダンロップは、“長持ち” 押し
『SUBARUゲレンデタクシー×ダンロップ・ウインターマックス02』すべての画像をみる
スバルゲレンデタクシーとは
すっかり恒例となったスバルのゲレンデタクシー。今年も1月19日の栂池高原を皮切りにスタートした。ゲレンデタクシーの名の通り、スキー場でリフトよろしくスキーヤーやスノーボーダーを、スバル車がタクシーのように山頂まで送迎する、というもの。やはり体験にまさるプロモーションはない、ということなのかもしれない。
ウィンタースポーツ愛好者の中でスバル車への信頼は絶大だ。スキー場へ行くと多く見かけるし、実際の台数以上に目で追いかけてしまう。その優れたユーティリティ、雪道での安定した走りは、安心安全と共にストレスなく、ウィンタースポーツファンを雪山へと連れ出すのだ。
もともと、白洲次郎のアドバイスもあって、東北電力の雪深い山間部での施設巡回用に開発されたことに端を発するスバルAWD。雪山を走るのはまさに水を得た魚と言ってもいい。
そういうスバル車の見られ方に対してしっかり応えられているプロモーションであるのも、長く続き、毎年大勢の参加者で賑わっている理由なのではない。つい見てしまうスバル車に、雪の中を存分に駆け回るゲレンデタクシー。SNSにハッシュタグと共に投稿しさえすれば無料で利用できるというのだから、つい乗ってしまう人は少なくないはずである。
けれども、百聞は一見に如かず、は冬用タイヤも同じである。
ゲレンデタクシーの使い方
タイヤはタイヤで、なかなかその性能を体験できる機会というのは少ない。見た目は昔から「黒いゴムの輪っか」であり、詳しい人であってもなくてもその違いは、試してみるのが一番、という商品と言える。
そんな中、実は今年はこのゲレンデタクシーを走るクルマのタイヤをダンロップが供給。雪山の常だが、朝方は大変いい天気に恵まれたものの、昼前後にかけて次第に水分を多く含む状態に。そこから西日の時間、スキー場の雪はそこから一気に凍り始める。
ウインターマックス02を履いたスバルAWDは、早朝から3時過ぎまで、一時間ほどの昼休みを除いて、ほぼ途絶えることなくゲレンデを登り下りしていた。
実はゲレンデタクシー、往きは板をクルマに積んで、帰りは山頂からは滑り降りてくる、という文字通りリフト代わりで利用できるのだが、実際そうする人はかなり少ない。多くの人は、雪山を上がったら、そのままそのクルマで降りてくる。なぜかというと、雪山のダウンヒルは格別に楽しいからだ。ゲレンデタクシーを運転するドライバーはラリーなどを走るプロのドライバー。自分では怖くて踏み入れられない雪山の下りを、安心して、ダイナミックに、そして素晴らしい眺望を観ながら楽しむ体験をしない手はないだろう。
降りてきた人の表情はとても楽しそう、笑顔であふれているのだ。もちろんドライバーの腕、スバル車の走破性は卓越している。しかし的確に出力されるトルクで、雪を蹴上げながらヒルクライム、そしてダウンヒルを、来場者を乗せたまま繰り返す。これはやはりタイヤの性能も無視できない。「まるで雪山を上っているとは思えなかった!」「どれも同じと思っていたが、これはすごい!」など参加者からも感嘆の声が聞かれた。ウインターマックス02の実力も体感してもらえたようである。
ダンロップは、“長持ち” 押し
スタッドレスタイヤに限らず「新品タイヤならそう性能に差は出ないと思います」というのはどこのタイヤメーカー関係者でも口をそろえることだ。しかし、この日、栂池高原スキー場でゲレンデタクシーを体験した参加者を迎え、温かいスープを振舞ったりしていたダンロップブース、ここで違いについて尋ねると、この常套句の後に「でも、長く使っていただいたときの違い。具体的には、新品の特徴が長持ちする点については負けないと思います!」と力強く続くのであった。
一言で雪と言っても雪質は様々。そうしたコンディションで万能に路面を掴むことができるスタッドレスタイヤには懐の深さが求められる。加えて、掴むモノさえもなく自らの柔軟さのみでグリップするアイスバーンなどでも安全に乗員を守らなければならない。冬季のみ使って使用しない期間もあり、数年間にわたって冬のみ装着という使われ方も少なくないスタッドレスタイヤ。「溝はあってもゴムが硬化してしまう」という状況は、かつてはなかなか避けられないことだった。でも、それでは雪はともかく、凍った路面を制することはできない。
しかし、ウインターマックス02は違う。液状ファルネセンゴムというダンロップ独自、というか自慢の新素材を配合していて、とにかく硬くなりにくいのだ。純度と密度の高いゴムのおかげで4シーズンは使えるというのは自慢だが、冬用タイヤである、効きが長持ちしなければ意味はない。硬くなりにくいゴムは分子レベルでの凹凸にギュッと密着。この効果が4シーズンの長きにわたって続くのだ。
自らハンドルを握り、自ら雪道をドライブしてきたという人も少なくないゲレンデタクシーの参加者。そんな経験があれば、シュプールを描くのを一旦お休みしても「下りもウインターマックスを履いたスバルAWDで」と思うのは無理のないことだ。
白銀は招く。しかし厄介なのは招かざる雪ではないだろうか。いつどんな時でも「冬の道の走り方」で違いを見せつけるゲレンデタクシー。雪山の斜面だけではなく、参加者のこころも、しっかりとらえて離さなかったのではないだろうか。
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