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スバル、新型『WRX』を世界初公開。2.4L水平対向エンジン採用の新世代AWDパフォーマンスカー

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スバル、新型『WRX』を世界初公開。2.4L水平対向エンジン採用の新世代AWDパフォーマンスカー

 スバルのアメリカ法人、スバル・オブ・アメリカは9月10日、新型『スバルWRX』の米国仕様車を世界初公開した。

 1992年に『スバル・インプレッサWRX』として初代モデルが日本で発売されて以来、スバルのAWD(オール・ホイール・ドライブ)スポーツパフォーマンスを象徴するモデルとして、多くのファンから支持されてきた『WRX』に待望の新型モデルが登場した。

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『スバルWRX』としては2代目となるこのニューモデルは、パワートレインが刷新され、スポーツ走行時の優れた加速性能はもちろん、日常的な使用においても気持ちのよい加速フィーリングを実現する2.4リットル水平対向4気筒直噴ターボエンジンが搭載される。

 最高出力271hp(約274PS)/最大トルク258ft·lb(約349.8 Nm)を発揮するエンジンに組み合わされるミッションは6速マニュアルと“Subaru Performance Transmission(スバル・パフォーマンス・トランスミッション)”と呼ばれるCVTの2タイプで、後者採用モデルにはDレンジでの走行中もドライバーの加減速操作に応じて変速をレスポンス良く行う“スポーツ変速制御”を採用。また、同モデルのAWDシステムにおいては、AWDならではの安定性とスポーティな回頭性を両立するVTD(Variable Torque Distribution)が採用されている。

 刺激的な走りを実現するため、スバルはWRXの価値を根幹から支える、圧倒的な動的質感の進化に着手した。その基礎部分として同社はWRXに初めてスバルグローバルプラットフォームを採用し、フルインナーフレーム構造や構造用接着剤を組み合わせることでボディやシャシーを高剛性化。ステアリング操作への応答性を高めると同時に、不快な振動や揺れを低減させ上質な走りをも手に入れた。

 これには高剛性化されたシャシーに合わせたサスペンションジオメトリの最適化も寄与しており、具体的には従来型に対し実用ストロークを伸ばし、接地性や安定感を向上させている。

 これらのクルマの進化は一部グレードに採用された、スイッチ操作ひとつでスポーツカーの走りから上質な乗り心地まで、クルマのキャラクターを大きく変化させることができるドライブモードセレクトに見ることができる。これはパワーユニットだけでなく、ステアリングやダンパー、エアコンに至るまで搭載ユニットの制御を細かく調整することで、ドライバーの好みやシーンに応じたさまざまなモードを実現する機能だ。

■パフォーマンスカーならではのデザインと走行時の操縦安定性を両立

 デザインは、スポーティさを前面に打ち出す、大胆でアグレッシブなスタイリングに進化。ヘキサゴングリルを起点とした立体的で彫りの深い造形と、ワイド・アンド・ローを強調するフロントバンパーのデザインや、力強く張り出したフェンダーによって躍動感が表現された。

 また、フロントとリヤフェンダーのスポーツサイドガーニッシュ、サイドシルスポイラーなどに空気の流れを整える空力テクスチャーが装備された他、フロントフェンダー後部とリヤバンパー後部にはエアアウトレットが設けられ、パフォーマンスカーならではのデザインとコーナリング時や高速走行時の操縦安定性の両立が図られている。

 インテリアはブラック基調にレッドステッチを配し、新型WRXのアグレッシブでスポーティなパフォーマンスを表現。インストルメントパネル中央にはさまざまな機能を集約した大型センターインフォメーションディスプレイが奢られた。また、一部グレードにはレカロ社と共同開発した新設計・新デザインのRECAROシートが採用されている。

 運転支援システムではSubaru Performance Transmission搭載車に、より画角が広がった新世代アイサイトを標準装備。従来型では先行車を捕捉できなかった急なカーブでも追従走行を継続する他、割り込み車両もより早いタイミングで認識できるようになった。また、電動ブレーキブースターを組み合わせることで、プリクラッシュブレーキの作動領域がさらに拡大した。

 この他、新型WRXでは前後席のショルダールームを拡大させるとともに、ホイールベースに合わせて後席空間を大幅に拡張するなど、後席乗員も快適に過ごせる空間を提供する進化を果たしている。

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みんなのコメント

2件
  • なんでSUVチックな黒いフェンダーにしたんだろう。あればかっこ悪い。
    絶対ボディーと同色がいいと思う。
  • ホイールアーチ樹脂ならハッチバックのほうがまだ見てられると思うけど、ボディ同色の方がいいよなぁ……
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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