低すぎるスイスポ(ZC31S)捕獲！ その中身は高度なシャコタン対策が施された本気のカスタムマシンだった！【WEBホットマシン】

エンジンやサスメンバーの上げ加工まで実行した「走れるシャコタン仕様」！

シャコタンのために乗り換えて限界車高で走れることを追求！

オーナーのたろうさんは、以前ZC71Sのスイフトに乗っていたが、車高を下げていくとCVTのオイルパンと路面がヒットしてしまい、理想とする極低フォルムに辿り着くことができなかった。

普通のオーナーならそこで諦めるのだが、たろうさんは決して諦めなかった。なんと、シャコタン仕様のスイフトを創造するために、マニュアルのZC31Sスイフトスポーツにわざわざ乗り換えたというのである！ 生粋のシャコタニストというわけだ。

こだわりは「限界車高でも普通に走れること」で、調整式アームをフル投入するのはもちろん、路面とのクリアランスを少しでも稼げるようにとエンジン本体およびセッション製マフラーの取り付け位置は限界まで上げ加工を実施。

同様に、フロントメンバーやリヤアクスル、フレームトンネルなど、少しでも車高を下げられるように手が入れられているのだ。車高調はシルクロード製をベースにしたワンオフをセット(バネレートはフロント16kg/mm、リヤ28kg/mm)。極端に高いスプリングレートだが、これもローフォルムで高速道路等のストリートを不安なく全開走行するための策だ。

ホイールはどうしても履きたかったというBBSのスーパーRS(F8J＋39　R8J＋22)なのだが、ホイールのサイズ設定が少ないためリヤは9J＋35をカットしてから再溶接して8Jにサイズ変更するという大技も敢行している。

ただ車高を落とすだけではない、シンプルなエクステリアからでは分からないシャコタン対策が随所に施された「走れる極低スイフトスポーツ」というわけだ。