Jeep Grand Cherokee 4xe:パワーSUVであることに変わりはないが、新型ジープ グランドチェロキーはプラグインハイブリッドのみとなった。4気筒エンジンを搭載してSUVのカリスマは電気自動車時代にもカリスマ性を保ち続けることができるのか?
一口にパワーといっても、さまざまな意味がある。通常、パワーやフォースと訳されるが、「電流」という意味もある。「ジープ グランドチェロキー」の場合、今ではどちらの意味も当てはまる。
【スーパーテスト】史上最高のウラカン? ランボルギーニ ウラカン テクニカをサーキットで徹底テスト!
かつては強大なV8パワーのSUVが、現在は4気筒のプラグインハイブリッド車としてのみ提供されている。果たして、「BMW X5」を始めとするライバルモデルたちに対抗できるパワーはあるのか?
グランドチェロキーに乗り込むと、その名にふさわしく、広いスペースが確保され、大きなデジタルコックピットが我々を迎えてくれる。クラシックな丸い計器はなくなり、驚くほど小さなディスプレイとフォントが表示されるようになった。中央のタッチパネルに加え、本物のボタンや操作系が多数あるため、操作がしやすくなっている。残念なのは、目的の情報を探すのに時間がかかることがあることとハイブリッド、電気、バッテリーセーブという走行モードを選択する3つの隠しボタンを、ステアリングホイールの下に見つけなければならないことだ。
145頭の電気馬
乗客は自分の小さな画面に触れることができる。もちろん、機能の範囲は狭くなるが。残念なのは、スクリーンの反射率が高く、後ろから光が当たると、乗客だけでなくドライバーも眩しくなることだ。
145頭の電気馬力が、電動モードで大きなジープを適度に滑らかに前進させ、カントリーロードや軽度の高速道路も電気で走ることが可能だ。クルーズコントロール付きのハイブリッドモードでは、高速走行時でも内燃エンジンが気づかないうちに停止している。そして、気づかぬうちに再び目を覚ます。
システム出力380馬力
その限りでは何も問題ない。しかし、パワーを求めるなら、小型ターボガソリンエンジンが吠えて、その272馬力を駆動系に投入する。そして、システム合計380馬力のパワーが期待させるように、クルマは素早く前進する。ジープは、アクティブノイズサプレッションにより、4気筒の低いハムノイズを抑えることに成功している。しかし、そのためか、オートマチックで高回転まで追い上げると、エンジンの音は空虚で細い。
セミアクティブダンピングを備えた洗練されたエアサスペンションは、すべての人を満足させるものではない。特に市街地走行では、短い揺れをかなり硬い足取りで乗員に伝える。高速走行時や良好な道路でこそ、ベルベットのような乗り心地を感じることができる。だから、冷静にクルージングするのが一番いい。それがこの車の強みだ。
テクニカルデータ&価格: ジープ グランドチェロキー4xe • エンジン: 4気筒ターボ、フロント縦置き+電動モーター • 排気量: 1995cc • パワー: 200kW(272hp)/5250rpm + 107kW(145hp) • システム出力: 280kW (380hp) • トルク: 400 Nm(3000/分)+245 Nm • 駆動方式: 全輪駆動/8速オートマチックトランスミッション • 長さ/幅/高さ: 4914/1968/ 1801 mm • 非装着時重量/積載重量: 2415/715 kg • 牽引能力: 燃焼/非燃焼: 2720/750kg • 最高速度: 180km/h • 複合燃料消費率: 2.6 l S + 25 kWh/100 km • 排気ガスCO2: 62g/km • Eレンジ: 51km 価格: 約73,000ユーロ(約万円)
結論: 間違いなく、「ジープ グランドチェロキー4xe」は、改めて立派なクルマだと思う。しかし、経済的なディーゼルや、華麗なV8を搭載した先代のファンには、おそらく気に入ってもらうのは難しいだろう。
Text: Thomas Rönnberg Photo: Stellantis N.V.
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
トヨタの「高級スポーティミニバン」がスゴい! 「走りが楽しい」反響多数!? 王道「アルファード」と異なる「個性」に注目! ヴェルは何が違う?
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
水道代がかからないしエコだからって「井戸水」「雨水」洗車はNG! キレイにならないどころか塗装を傷める可能性もあった
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?