2023年のF1は、前年に導入された新しい技術規則によりグラウンドエフェクトカーが復活して2年目のシーズンとなった。今年も各チームが特色のあるマシンを投入し、シーズンが進むにつれて徐々に進化を遂げていった。そんな2023年型マシンのアップデートを振り返ってく今回の企画、第1回はコンストラクターズ選手権7位のウイリアムズ・レーシング、9位のアルファロメオF1チーム・ステーク、10位のマネーグラム・ハースF1チームだ。
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アルボン「1年のハードワークの結果として7位を獲得。チーム全体におめでとうと言いたい」ウイリアムズ F1第23戦決勝
▼ウイリアムズ・レーシング(FW45)
2022年にメルセデス型のゼロポットに近いコンセプトでスタートしながら、途中からレッドブルのアンダーカット&ダウンウォッシュ型に変更したウイリアムズは、2023年もそのアンダーカット&ダウンウォッシュを進化させてきた。第9戦カナダGPではそれまでサイドポンツーン上面の後方にあった出っ張りをなくし、なめらかな形状に変更してきた。
また第9戦カナダGPでは、リアウイング翼端板に山脈のような膨らみを持たせてきた。これはスウェッジライン付きの翼端板と言い、アストンマーティンが先鞭をつけ、アルピーヌら多くのチームが採用したもうひとつのトレンドだった。
▼アルファロメオF1チーム・ステーク(C43)
第3戦オーストラリアGPでノーズを、ショートからフロントウイングの先端まで伸ばすロングに変更。2023年にシーズン中にノーズの長さを変更してきたのは、アルファロメオだけだった。
アルファロメオがフロアをアップデートしてきたのは、第16戦シンガポールGP。従来スペックでは基本的に1枚のフロアにいくつかの切り欠きを設けた単純なデザインだったが、アップデートによってディフューザー効果が高まったようだ。
▼マネーグラム・ハースF1チーム(VF-23)
レギュレーションで許されている範囲で多くの技術的支援をフェラーリから受けているハース。空力コンセプトがフェラーリと基本的に似たものになるのは当然だろう。
その最大の特徴は、バスタブ型をしたサイドポンツーン。しかし、フェラーリがそのコンセプトに限界を感じて、開幕直後にバスタブ型の開発を断念したことで、ハースの開発計画は大きく狂うことになる。開発力があるフェラーリが第8戦スペインGPに異なるコンセプトのサイドポンツーンを投入してきたのに対して、ハースは開発の方向性を巡って議論が二転三転したこともあって、なかなかアップデートを投入できなかった。
ハースがアップデートを投入したのは、シーズン終盤戦の第19戦アメリカGP。サイドポンツーンの下をえぐったアンダーカットと、上面が後方へ向かって下がっていくダウンウォッシュを採用した。
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みんなのコメント
80年代中頃から90年代中頃までのF1マシンが一番まとまりがあって格好良かったと個人的に思う。
最新版と違うんだから。