アウディ・スポーツ
text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
【画像】アウディR8 V10 RWD、アストン マーティン・ヴァンテ―ジ、ポルシェ911、マクラーレン570S、ロータス・エヴォーラ【ライバル比較】 全95枚
後輪駆動のR8 V10 RWDを投入したばかりのアウディだが、今後アウディ・スポーツが送り出すモデルには、後輪駆動のバリエーションの投入計画はないと述べている。
アウディは、2016年にパフォーマン部門の名称をアウディ・クワトロからアウディ・スポーツに変更した。
このスポーティ・シリーズの位置づけを明確にし、すべてのアウディ・モデルで提供されている四輪駆動システム「クワトロ」との混乱を避けるためだと考えられている。
この変更はまた、RSモデルに、前輪駆動および後輪駆動のバリエーションを展開していくためだったとも言われいている。
RSモデルのコアはクワトロ
後輪駆動への移行は、電動バリエーションの導入と並び、アウディ・スポーツ・ラインナップの排出ガスの削減に貢献するものだっただろう。
しかし、アウディ・スポーツのセールス・マーケティングのボスであるロルフ・ミヒルは、「最新のR8では、後輪駆動を採用しましたが、安全性、俊敏性、および優れたドライビングを提供するクワトロこそが、アウディの伝統です」と述べている。
「みなさんもそう思ってくださっているようです」
「将来的に、電動バージョンを投入しても、RSモデルのコアがクワトロであることに、変わりはありません」
R8の未来について、ミヒルは「R8はアウディの最も重要なクルマの1つであり、アウディ・ブランドを象徴するものです」と強調する。
「アウディ・スポーツは、R8と未来のコンセプトのために、あらゆる取り組みを行っています」
「R8はレースカーと多くを共有しており、高い競争力を誇っていますが、将来の需要に応えるため、難しい決断を迫られています」
アウディ・スポーツのボス、オリバー・ホフマンは、次世代R8に電動化計画があることを明かしているが、それがハイブリッドとなるか、完全な電動モデルとなるかについては、わかっていない。
AUTOCARは、R8がeトロンGT RSに続く2番目の完全な電動アウディ・スポーツモデルとして12か月以内に発売されると予想している。
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