■「デスビ」「オーバートップ」どんな意味?
クルマにまつわる用語のなかには、かつてはよく聞かれたものの現在はほとんど聞かれなくなったものが存在します。いったい、どのようなクルマ用語があったのでしょうか。
昭和の頃、よく聞かれたクルマ用語として「デスビ」が挙げられます。
デスビとはエンジンの部品であるディストリビューターの略で、イグニッションコイルで発生した高電圧の電気を、各シリンダーのスパークプラグに適切なタイミングで供給する役割を果たしていました。
デスビの内部にあるキャップとローターは消耗品で、定期的な交換が必要であったことから、エンジンの始動不良が起きたときに原因として疑われる部品でもありました。
現在はエンジンコントロールユニットで点火時期を制御し、多くのエンジンで点火コイルが各スパークプラグに配置されたことで、デスビは不要になっています。
ほかにも現在は聞かれないクルマ用語として「オーバートップ」があります。
変速機のもっとも高いギアの変速比を1以下とすることで、高速巡航時のエンジン回転数を抑えて燃費向上を目的に設けられたものです。
またトヨタが1970年代末からATの多段化を進め、4速AT搭載車両をラインナップ。このとき4速のギア比を1以下にした「オーバードライブ」として展開しました。
現在はATのさらなる多段化やCVTの普及により、オーバートップという単語は聞かれなくなっています。
また、ヘッドライトを格納して空気抵抗を軽減する「リトラクタブルヘッドライト」もかつてスポーツカーなどで人気を博していましたが、重量増の問題や法規制の影響などによって消滅し、いまではすっかり聞かれないクルマ用語となっています。
それではここでクイズです。
前出の用語と同じく聞かれなくなったクルマ用語「ソレタコデュアル」が指すチューニングの“三種の神器”に含まれないカスタムパーツは、次のうちどれでしょうか。
【1】アルミホイール
【2】キャブレター
【3】エキゾーストマニホールド
【4】マフラー
正解は【1】の「アルミホイール」です。
ソレタコデュアルとは「ソレックス」(フランス製で日本でも生産された高性能キャブレター)、「タコ足」(エキゾーストマニホールド)、「デュアルマフラー」をまとめた言葉で、1970年代から1980年代にかけて定番のチューニングパーツとしてもてはやされました。
しかし、1980年代後半にはキャブレターが使われなくなりはじめたこともあり、ソレタコデュアルという言葉は使われなくなってしまっています。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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みんなのコメント
昭和期(40年代までかな?)のエンジンは、「機械式」・・・素人でも構造が理解できる。
それ以降は「電子制御・コンピューター制御」だから、素人では手の出しようが無くなった。
内燃機関の原理は「燃料が供給されているか」「圧縮はあるか」「プラグは点火しているか」・・・この3点を確認すれば、エンジンは動いた。点火プラグの確認で殆どが解決したと言っても過言ではない。
そのため、ボンネットを開けて色々確認する姿が見られたが、今ではボンネットを開けることもなくなった。
今のエンジンはコンピューターなので、エンジンが止まってもバッテリー確認以外には何もできない。
その為、山間道でエンストすれば携帯電話が通じなければお手上げだろう。
果たして、便利になったのか不便になったのか。
ただし、間違いなく「耐久性」は遥かに向上しているが。