10月25~28日に開催されたWRC世界ラリー選手権第12戦スペイン。28日に競技最終日が行われ、シトロエン・レーシングからスポット参戦するセバスチャン・ローブ(シトロエンC3 WRC)が2013年以来となる通算79勝目を挙げた。
グラベル(未舗装路)とターマック(舗装)のミックスイベントで行われるラリー・スペイン。最終日に設定されたSS15~18の4SSはすべてターマックステージとなっている。
競技3日目にトップに立ったヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)だったが、上位のタイム差は少なく、激しい優勝争いが繰り広げられることが予想された。
シトロエンから今年3度目のWRC参戦に挑んでいるローブは、トップから8秒差の総合3番手で最終日の走行を開始。この日、ローブは9年連続王者の勝負強さを十分に発揮する。
SS15では2番手に6.1秒差をつけてステージトップを獲得したロウブは、総合2番手のセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)とラトバラを抜いて総合トップに躍り出る。
さらにSS16でもステージトップを奪いリードを広げる。SS17では、チャンピオン争いを展開する総合2番手のオジエが逆襲。ステージトップを奪いローブとの差を3.6秒と迫った。
王者ふたりからリードを守ることができなかったラトバラは、SS17で大きく出遅れ優勝争いから脱落してしまう。
最終SSとなるSS18。WRCに君臨したふたりの王者の優勝争いは、さらに白熱を帯びる。
先の出走となったオジエは、ステージトップのオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)に2秒差の好タイムで走行を終える。続くローブも安定したスピードを披露。トップから2.8秒差、オジエとの差を0.7秒に抑え、2.9秒差で総合優勝を果たした。
2004年から2012年まで9年連続でチャンピオンを獲得しWRCの絶対王者となったローブ。2013年のラリー・アルゼンチン以来となるWRC通算79勝目だ。
「天候チームから得た情報は正しかったね。路面は乾いていて、ハードタイヤを使ったら速く走れるとわかっていた」
「ほぼ6年ぶりの勝利は素晴らしいけど、このようなバトルは、フィニッシュライン後にしか勝利がわからない良さがある。もう一度勝つことできるなんて信じられなかったよ」とロウブ。
SS17で総合3番手に浮上したランキングトップのティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)。オジエとのポイント差をキープしたいところだったがSS18ではステージ6位となり、エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)が0.5秒差で再逆転し3位を獲得。チャンピオンを争うチームメイトにナイスアシストを見せた。
競技3日目のタイヤパンクチャーで順位を落としたタナクは、パワーステージとなるSS18でステージトップを奪い、総合6位でスペイン戦を終えた。
下位クラスのWRC2は、前日にリードを築いたハリ・ロバンペッラ(シュコダ・ファビアR5)にヤン・コペッキー(シュコダ・ファビアR5)が迫ったが、8.5秒のリードを守りクラス優勝を果たした。
フォルクスワーゲン・ポロGTI R5で参戦したペター・ソルベルグはクラス3位。勝田貴元(フォード・フィエスタR5)はクラス12位だった。
2位に入ったオジエは、パワーステージのSS18でもボーナスポイント4ポイントを追加し、22ポイントを獲得。合計204ポイントとし、3ポイント差でヌービルを逆転してランキングトップに立った。2018年の最終戦となるラリー・オーストラリアは、11月15日から18日にスケジュールされている。
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