MotoGPの2021年シーズンは3月にカタールで開幕を迎える。カタールGPはナイトレース開催が定着しているが、その他のサーキットでナイトレース開催の可能性もあるようだ。
特にマレーシアGPの開催地、セパン・インターナショナル・サーキットでは2021年のナイトレース開催を目指して話し合いが進行していた。
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しかし新型コロナウイルスの世界的流行によって、この計画は実現しなかった。ただセパンサーキットの前CEOで現在はペトロナス・ヤマハSRT代表のラズラン・ラザリによると、計画自体が頓挫したわけではないという。
ラザリ代表曰く、サーキット側はナイトレース開催に向けて必要となる設備の準備を行なっており、照明等の安全に関するチェックを必要とする段階にまで進んでいたという。
「計画は、フランコ・ウンチーニ(セーフティオフィサー)に、ナイトレースを開催するロサイル(カタール)やサクヒール(バーレーン)でも使用されているライティングシステムを導入したセパンサーキットのチェックをしてもらうものだった」
ラザリ代表はGPOneに対しそう語っている。
「この計画は彼に来てもらい、どのような改善が必要なのかを理解しチェックするものだったんだ」
「当時私はセパンサーキットのCEOだったが、我々は後に話し合いを行なうとしていた。この件は新CEOの課題のひとつでもあると思う」
「それから今年彼らがセパンに来てチェックを行なうときに、レースが開催されていれば、ナイトレースが開催可能かの仮説について評価を続けられるだろう」
しかし、その一方で2021年のMotoGP開催に向けては、厳しい新型コロナウイルス感染拡大の状況が世界的に続いている。
既にMotoGPはその影響で2月のセパンテストがキャンセルとなっており、F1でも3月に予定されていたオーストラリアGPや中国GPの延期が決定するなど、ウイルスの影響は避けられそうもない。
「セパンでのテストが中止となったことは、当然ながら残念に思っている。我々はマレーシアのチームだからね」と、ラザリCEO。
「この世界の状況を改善したいので、残念だ。我々は物事を改善できると自信を持たなければならないし、忍耐強くならなければいけない」
「未解決の多くの問題がある中でシーズンを始めることになる。私達はヨーロッパでのレースが実施されるだろうことは分かっているが、当然ながらヨーロッパ以外の地域でのレースも行なわれれば素晴らしいだろう」
「昨年、我々はマレーシアGPそしてタイGPを失った。普通にレースが行なえることを祈っているが、今はこうした状況にあるので、2020年のような形にならなければならないのなら、適応しなくてはならないだろう」
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