モンツァでは、レッドブルF1のリーダーシップにおけるいつもの“分裂”がふたたび顕著になった。チーム代表であるクリスチャン・ホーナーと、レッドブルのモータースポーツ・アンバサダーを務めるヘルムート・マルコは、『もし、エイドリアン・ニューウェイが現在もマシン開発に関わっていたら』という仮定の話について、彼らのチームとますます難しいものになる『RB20』がどうなっていたかについて反対の意見を述べたのだ。
温厚なイギリス人エンジニアがクリスチャン・ホーナーに辞任を伝えて以来、『RB20』は主要なライバルに比べて競争力が落ちただけでなく、運転がますます難しくなっているとパドックのいたるところで指摘されている。
モンツァでは「昨年以上にマシンの弱点が露呈した」とレッドブルF1代表。選手権争いへのプレッシャーも認める
実際、マックス・フェルスタッペンのような生まれつき大きな才能に恵まれたドライバーが、自分のマシンを“モンスター”と呼んでいる。マシンを限界まで押し上げるのが非常に難しく、1周の間にドライバーがセットアップの動作ウインドウを見つけ、バランスを完全に信頼できるようになることさえ困難なのは明らかだ。
8月31日にモンツァで行われたイタリアGPの予選後、フェルスタッペンがユーズドのソフトタイヤでQ2を余裕で通過し、Q3で同じコンパウンドを2セット使用したにもかかわらず、最終セッションでは2度目の予選セッションよりも0.4秒遅かったという事実にチーム全体が困惑した。
ショックを受けたマルコは、この状況は「理解不能」であり、「論理的に機能していない何かがある」と付け加えた。同氏は翌日の決勝レースまでに状況が改善することを期待していたが、日曜日の53周を終えた後、次のように認めざるを得なかった。「状況は非常に深刻に見える」
マルコは、ニューウェイが引き続き『RB20』の開発とセットアップ作業を監督していたら助けになったかと問われると、「エイドリアンのような経験と、マシンの技術面に対する理解を持つ人物がいれば、この状況ではつねに助けになるだろう」と率直に認めた。さらに彼は「エイドリアンは自分が見聞きしたものを解釈する能力を持っているので、彼がここにいれば我々は間違いなく、より上の立場に立てただろう」と付け加えた。
対するホーナーはレース後、その可能性についてまったく異なる見解を示し、『RB20』の問題はニューウェイがまだチームのチーフテクニカルオフィサーだった頃から存在していたと主張した。
「データを遡ってみると、昨年はオースティンなど、この問題が出始めたレースがいくつか見られた。これは我々が対処しなければならない特性だと認識しており、ファクトリーではそうすることに全力を注いでいる」
さらにホーナーは、「今年の初めにも問題があった」と強調し、もしニューウェイがまだチームにいたとしても、「すでに問題はあったので、これらすべての問題を抱えていただろうし、ひとりの人間の介入がそれほど急速に劇的な結果をもたらすことはあり得ない」と弁明した。
その後、気まずい時間が流れるなか、ホーナーは次のように説明した。「マイアミで問題が非常にはっきりし始めた。エイドリアンはマイアミの金曜日まで参加していたので、これほど早く影響を受けるはずはないと考えている」
おそらく問題の原因についてはわからないだろうが、『RB20』のコンセプトの立案者であった天才がいなくなったために、テクニカルチームがマシンの弱点を解消し、前向きな開発の道筋を見つけるための良い方法に辿り着けていないのは明らかだ。
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もうバラバラやからなー