現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 素性の良さをワークスがブラッシュアップ! トムスが手がけるベースコンプリートカー「TOM’S GR86 TS」を発売

ここから本文です

素性の良さをワークスがブラッシュアップ! トムスが手がけるベースコンプリートカー「TOM’S GR86 TS」を発売

掲載 14
素性の良さをワークスがブラッシュアップ! トムスが手がけるベースコンプリートカー「TOM’S GR86 TS」を発売

 この記事をまとめると

■TOM’SがGR86をベースとしたコンプリートカーを販売

【試乗】トヨタもスバルも個性を妥協せずに料理! 86&BRZは公道でも違いは明確だった

■「TOM’S GR86 TS」と名付けられている

■足まわりやエキゾースト、エアロなどに専用アイテムを導入している

 メーカー直系ワークスのコンプリートカーをリリース

 トヨタが展開するスポーツブランド「GR」から販売されているスポーツカーがご存じ「GR86」だ。現在販売されているモデルは2代目の86という位置付けで、先代モデルは2012年に販売された、いまでは珍しいピュアFRスポーツカーだ。

 同車は瞬く間に世界中で大ヒット。比較的軽量でコンパクトな車体に、6速MTが組み合わせられ(ATもあり)、エンジンはスバルで開発された水平対向エンジンを搭載したことによる低重心化によって、高いパフォーマンスを発揮。スポーツカー好きはもちろん、モータースポーツの分野でも愛された名車といえよう。

 そんな86は現在、先述のとおりGR86として2代目モデルが販売されており、先代モデル同様に人気を博している。

 今回紹介するのは、そのGR86をトヨタのワークス部門であるTOM’Sがファインチューンしたコンプリートカーである「TOM’S GR86 TS」だ。

 このモデルは、ベース車両である「GR86」のノーマルの良さを活かしながら、スポーツ走行を想定した部分を徹底的に改善し、さまざまなスタイルや走行フィールドにも対応できる無限大の拡張性を備えたベースコンプリートカーモデルとなっている。

 ちなみに”ベースコンプリートカー”とは、TOM’Sいわく以下のようなモデルのことであるそう。 ベースになる(走る為の基本が完成している)車両という意味合いです。例えばサーキットを主体とするならば、ドライバーの習熟度とともにクルマもタイヤ交換やセッティング変更など、お互いが成長するイメージで考えています。それぞれの走るステージにあった方向性に進化するための、基礎になる部分や基本的な性能を有している状態の車両を「ベースコンプリートカー」と呼んでいます。

 ワークスのノウハウをフル投入

 では、TOM’Sによって手が入れられている箇所も紹介しよう。

 まずはサスペンション。ここは、アームとブッシュ類の最適化を行いつつ、20段階の減衰力調整が可能な全長調整式ダンパーと専用スプリング(Advox Sports)をセット。懐が深く、しなやかなサスペンションとしている。

 駆動系には、スポーツ走行に欠かせない専用LSDが搭載される。コントロール性に優れたセッティングとしており、タイプは1.5Wayとなる。イニシャルトルクは低めとのこと。

 タイヤとホイールは軽量かつ高剛性を両立した18インチ8.0J+47の 鍛造アルミホイール「TWF04」FLAT BLACKを採用。タイヤはあえてフロント215、リヤ225サイズのフロントとリヤのタイヤ幅を変更したセッティングとしており、タイヤ銘柄はブリヂストンのPOTENZA RE-71RSとなる(※タイヤ&ホイールはオプション設定)。

 エキゾーストも専用品となっており、センターパイプにチャンバー構造を導入。低速域から高速域までよどみなく吹け上がり、全域に渡ってトルクフルなTOM’Sバレルを採用する。

 エクステリアには、従来よりフラットブラックで販売しているスタイリングパーツセットBを採用。これをボディ同色に塗装することで、ワイドアンドローなスタイリングとしている。

 このように、「TOM’S GR86 TS」は、TOM’Sがレースシーンで培ってきたテクノロジーを集約し、エンジニアたちがこだわりを持って開発したコンプリートカーとなっている。セッティングが煮詰められたサスペンションやLSDによるトラクションの良さ、スポーツカーらしい迫力のあるエキゾーストによって、「乗る楽しさ」を具現化している。

 なお、発売と同時に「発売記念試乗会」を東京都の新木場にある特設会場、「ARTA MECHANICS&INSPIRATIONS」にて9月2~10日(10:00~19:00)の9日間に渡って開催されるので、気になる人はぜひ足を運んでみてほしい。

こんな記事も読まれています

アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
グーネット
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
AUTOSPORT web
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
くるまのニュース
マクラーレン 初のEVスーパーカー計画、現在の技術では達成困難 「支援」要請
マクラーレン 初のEVスーパーカー計画、現在の技術では達成困難 「支援」要請
AUTOCAR JAPAN
駐車の際の「前向き」「後ろ向き」問題…日本での正解をお教えします! 米国で「前向き」が多いのは防犯上の理由もありました
駐車の際の「前向き」「後ろ向き」問題…日本での正解をお教えします! 米国で「前向き」が多いのは防犯上の理由もありました
Auto Messe Web
ハースが「文句なし」のダブル入賞。ペレスを抜き返したヒュルケンベルグが今季ベスト6位/F1第11戦
ハースが「文句なし」のダブル入賞。ペレスを抜き返したヒュルケンベルグが今季ベスト6位/F1第11戦
AUTOSPORT web
【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
AUTOCAR JAPAN
『ビースト』という名のスクールバス!? 90名乗車でEV航続241km、米国で納車開始
『ビースト』という名のスクールバス!? 90名乗車でEV航続241km、米国で納車開始
レスポンス
復活するIGTC鈴鹿が『1000km』&控えめなエントリー目標である理由「長距離に慣れているチームがほとんどない」
復活するIGTC鈴鹿が『1000km』&控えめなエントリー目標である理由「長距離に慣れているチームがほとんどない」
AUTOSPORT web
新型「4WDスポーツ車」初公開! レトロな「丸目」に超ハイパワー「V型8気筒エンジン」搭載! “日本専用”の特別なベントレーに衝撃の声!
新型「4WDスポーツ車」初公開! レトロな「丸目」に超ハイパワー「V型8気筒エンジン」搭載! “日本専用”の特別なベントレーに衝撃の声!
くるまのニュース
デコトラの命ともいえる電飾! LEDが台頭するもいまだ電球派もいる理由とは?
デコトラの命ともいえる電飾! LEDが台頭するもいまだ電球派もいる理由とは?
WEB CARTOP
愛車の履歴書──Vol42. 石野真子さん(後編)
愛車の履歴書──Vol42. 石野真子さん(後編)
GQ JAPAN
イクリプスがカーナビ「AVN」のLSシリーズ2024年モデルを発売
イクリプスがカーナビ「AVN」のLSシリーズ2024年モデルを発売
レスポンス
ヒョンデが近々WECハイパーカークラスに参入目指す? LMDh車両開発を準備中との噂
ヒョンデが近々WECハイパーカークラスに参入目指す? LMDh車両開発を準備中との噂
motorsport.com 日本版
気軽に「憧れのフェラーリやデロリアン」のオーナーに! 価値ある旧車を毎月一定額で共同所有「クルマ好き必見の新サービス」とは
気軽に「憧れのフェラーリやデロリアン」のオーナーに! 価値ある旧車を毎月一定額で共同所有「クルマ好き必見の新サービス」とは
VAGUE
新型「“ミニ”Gクラス」登場! 斬新“スッキリ”マスクの「3列シートSUV」! めちゃ静音な新型「EQB」発売 811万円から
新型「“ミニ”Gクラス」登場! 斬新“スッキリ”マスクの「3列シートSUV」! めちゃ静音な新型「EQB」発売 811万円から
くるまのニュース
オーロライエローが輝く、太陽がテーマの『レンジローバースポーツ』登場
オーロライエローが輝く、太陽がテーマの『レンジローバースポーツ』登場
レスポンス
ル・マン、ニュル、スパで『3週連続24時間』の2025年。超・過酷日程は「1年限りの問題」
ル・マン、ニュル、スパで『3週連続24時間』の2025年。超・過酷日程は「1年限りの問題」
AUTOSPORT web

みんなのコメント

14件
  • コンプリートも範囲がしょぼくなったな
    ふんいきだけってかんじ
  • トヨタの歴史ある86を他社のスバルさんに開発頂いたものをなんちゃってGRと名付け、ヤリス、カローラに対して恥ずかしい車作りだった。
    それを今度トムスが出力アップせず、コンプリートカーとして販売(ベースという保険付き)
    となるとあのGRってやっぱなんちゃってって事になる。
    ヤリス、カローラの専用エンジン、専用シャシに泥塗ってブランド価値下げんなや。(車好きとしてやめてほしい)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

291.6392.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

215.9777.0万円

中古車を検索
GR86の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

291.6392.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

215.9777.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村