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新型フォード・マスタング試乗レポート 全面改良した6代目マスタング

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新型フォード・マスタング試乗レポート 全面改良した6代目マスタング

フォード・マスタングがフルモデルチェンジを行ない、6代目となって生まれ変わった。今回の最大のトピックはマスタングを全世界で販売するグローバルモデルとしたことで、今回試乗したものはその代表グレード、エコブースト2.3Lエンジンを搭載するモデルだ。

◆ポジショニングフォード・マスタングは日本では販売されているモデルだけに、全世界で販売していないことのほうが、意外かもしれないが、これまで北米を中心にカナダ、メキシコなどで販売され、いわばアメリカのスポーツスペシャリティーカーを象徴するモデルとして存在していた。今回のマスタングは欧州、ロシア、中国などでも販売されるようになり、120カ国で扱われる。その戦略に合わせるように、搭載エンジンが3種類となり、トップグレードがV8型5.0L、V6型3.7L、そして直4気筒2.3Lターボとなった。

生産拠点は全世界への出荷モデルすべてアメリカ、ミシガン州のフラットロック工場で生産され、2014年8月から生産開始、同年11月から北米で本格販売が開始されている。欧州向けは2015年中頃の立ち上げで、販売は中盤から後半にかけてになる見込みだという。そして欧州販売(イギリスなど)に合わせてマスタング初の右ハンドルが生産される。日本に導入されるのは欧州スペックの2.3Lエコブーストと、V8型モデルでコンバーチブルとファストバック。もちろんいずれも右ハンドルだ。販売開始は2015年後半から16年にかけてになる予定だという。

もともと欧州でもマスタングのファンは多く、ファンクラブもあり、いわゆる並行輸入などで根強い人気はあるが、今回のモデルからはより幅の広いユーザーの獲得、そしてフォードのワン・フォード戦略も合わせて、マスタングをグローバルなスポーツスペシャルティカーとして位置付けていく戦略なのだろう。

◆コンポーネンツこのエコブースト・エンジンは直列4気筒で直噴+ツインスクロールターボを搭載し、Ti-VCT吸排気可変バルブタイミング機構を搭載したエンジンだ。314ps/5500rpm、434Nm/3000rpmというダウンサイジングコンセプトで、2.3LでありながらV6型3.7Lエンジンの309ps/38.7kgmを上回るスペックとなっている。そしてアメ車らしく無鉛レギュラーガソリン仕様となっている。トランスミッションは6速ATでパドルシフト付き。

サスペンションはマスタング初の四輪独立懸架となり、リヤをマルチリンク、フロントをストラット式とした。また、EPASと呼ぶセレクタブルパワーステアリングを搭載し、ノーマル、コンフォート、スポーツの3段階の切り替えが可能で、ステアリングの電動アシスト量を可変することができる。

一方、セレクタブルドライビングモードも装備し、こちらはノーマル、スポーツ+、アドバンストラック、スノー&ウエットの4段階に切り替えが可能。モード変化をさせるとEPASも連動してアシスト量が変化し、エンジンレスポンス、ミッションのシフトスケジュール、そしてESPの介入度合いが変化するようになる。

エクステリアはマスタングらしいロングノーズ&ショートデッキのスタイルを維持し、今回は前モデルに対し全高-35mm、全幅+40mmでより一層ワイド&ローなルックスになっている。ボディサイズは全長4790mm×全幅1920mm×全高1380mm、ホイールベース2720mmとなっている。

インテリアは、航空機のコックピットをイメージしてデザインされている。左右対称のダッシュパネルは両翼をイメージし、スピードメーターには「Ground Speed」と書かれ、飛行機で言う対地速度となっている。また、トグルスイッチを用い、より航空機的な雰囲気を作っている。そして全体的に見て、触っての質感向上には注力した内装で、ブラックで統一されたインテリアにシルバーの加飾も効果的に使われている。

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