スーパーGT第7戦オートポリスで、今季初優勝を飾った#1 KeePer TOM'S LC500は、#100 RAYBRIG NSX-GTとのポイント差を14ポイント縮め、同点で最終戦もてぎを迎えることになったが、ニック・キャシディは昨年僅差の戦いを制しチャンピオンを獲得した経験が自信になっていると話した。
予選5番手からスタートした#1 KeePer TOM'S LC500は、キャシディがスタートを担当。序盤から積極的に前を走る#100 RAYBRIG NSX-GTのジェンソン・バトンを攻め立て、7周目にオーバーテイクを成功させた。
勢力図一変でレクサス上位独占。KeePer TOM'S今季初優勝
「ペースは良かったけど、あまりリスクは負いたくなかった。100号車を抜くことが大事だとは思っていたけど、タイヤの摩耗が心配だった。それでもなんとか100号車を抜けた」
キャシディはそうレースを振り返った。100号車の次のターゲットは、#8 ARTA NSX-GTと#17 KEIHIN NSX-GT。キャシディは2台のすぐ背後まで迫りながらも、無理してオーバーテイクを仕掛けようとはしなかったという。
「8号車と17号車も速いと分かっていたけど、接触でダメージを負いたくなかったから、いつもより安全に走った。優勝できたのはチームの戦略がうまく行ったからだ」
20周目に出動したセーフティカーが明け、ピットレーンがオープンするとホンダ勢が相次いでピットへ。キャシディはその間にタイムを稼ぎ、平川に交代した。
このピット作業で実質2番手に浮上した1号車は、終盤にトップの#36 au TOM’S LC500も交わしトップチェッカーを受けた。
優勝できるとは思っていなかったという平川は、チームへの感謝を口にした。
「TRDとブリヂストンに感謝しています。優勝できるとは思っていなかったです。予選はホンダにトップ3を独占されてちょっと落胆していたんですけど、チームの頑張りに感謝です。ピットのタイミングも良かったと思います。ホンダ勢の前に出られましたし、前を走る36号車とトップ争いできて、最後は抜くことができて良かったです」
今週末のレース前、ポイントリーダーだった100号車に対して抱えていた14ポイントのビハインドは今回の結果で帳消し。同点で最終戦もてぎに臨むことになった。
最終戦もてぎに向けて、キャシディは僅差の戦いを制してチャンピオンを獲得した昨年の経験が自信になっていると語った。
「チャンピオンシップで100号車と同じポジションに居られるのは素晴らしいことだ。昨年の最終戦も僅差で迎えてチャンピオンを獲得した経験が自信になっている。ホンダの予選パフォーマンスがとても強力なのは分かっているし、同時にもてぎはレース距離も短いしオーバーテイクも難しい。僕もみんなと同じように、最終戦が楽しみだ!」
平川も、ホンダ勢の一発の速さを警戒しながらも、自信を持って2年連続のチャンピオン獲得に臨むと意気込んだ。
「チャンピオン争いに立てたことが非常に嬉しいですけども、今回や過去の予選をみるとホンダ勢のパフォーマンスはすごく高いので、予選で前に行かれてしまうと厳しいかもしれないので、油断はできません。でも100号車だけを見てレースをして前でゴールすれば良いですし、1号車ともてぎの相性は良いので、大丈夫だと思ってレースをしたいと思います」
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