アルファタウリが、2021年シーズン用のニューマシンAT02を公開した。このマシンに乗りF1デビューを果たす角田裕毅は、日本人として初めてF1で勝つドライバーになることを目指すのが、最大のモチベーションだと語った。
「シーズン開幕を迎えるのを本当にワクワクしていますし、特に鈴鹿で、日本のファンの皆さんの前でレースをするのを、本当に楽しみにしています」
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角田はAT02の発表に際し、そうコメントを寄せた。
「前回鈴鹿でレースをした時はF4でしたから、大きな違いがあると思います。でもF1で、自分の国を代表してレースすることができるということに本当に興奮しているんです。そして、たくさんの新しい国に行き、色々なコースでレースするのを楽しみにしています」
鈴鹿以外で最も楽しみにしているサーキットはモナコだと、角田は語る。
「日本以外で僕が最も楽しみにしているサーキットをひとつ選ぶなら、それはモナコだと思います。モナコには長い歴史があり、とてもチャレンジングなサーキットです」
「でも僕にとって最も重要なのは、多くのスーパースターと共にグリッドに並ぶということです。世界で最も偉大なドライバーの中の何人かとレースをするのは、大きな名誉だと思います」
また角田は今季、カーナンバー22をつけてシーズンに挑むが、この番号を選んだ理由について、次のように語った。
「カートで走っていた時の僕のカーナンバーは11でした。その番号はすでにセルジオ・ペレス選手が使っているので、それを倍にして、尊敬するドライバーであるジェンソン・バトン選手が2009年にチャンピオンを獲った時の22番にしました。この番号は、佐藤琢磨さんもつけて走ったことがあるカーナンバーですしね」
速く走る上でのモチベーションについて尋ねられた角田は、日本人としてF1に初めて勝つドライバーになりたいと語った。
「僕はただ、他のドライバーを倒したいと思っているだけです。そして、F1でレースに勝つ、最初の日本人ドライバーになりたいと思っています」
また角田はキャリアを通じてホンダのサポートを受けてきた。そのホンダは、今季限りでF1活動を終了することになっている。
「ホンダは、僕がF4にデビューした時からサポートしてくれていますし、僕のキャリアにおいて非常に重要な存在でした。感謝せずにはいられません」
角田はそう語る。
「今シーズン最高の結果を残し、ドライビングを通じてホンダへの感謝の気持ちを伝えたいと思っています。ホンダにとっては、今年がF1最後の年です。それはとても残念ですが、パワーも向上したと聞いていますし、良い1年になると思います」
「僕の今シーズンの主な目標は、チーム、僕自身、そしてホンダのために、良いシーズンにすることです」
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