セパン・インターナショナル・サーキットで行なわれたMotoGPマレーシアGPの1周目には多重クラッシュが発生した。しかし幸いなことにクラッシュしたジャック・ミラー、ブラッド・ビンダー(ともにKTM)、ファビオ・クアルタラ(ヤマハ)の3人に大きな怪我は無かった。
決勝レースの1周目、ターン2ではミラー、ビンダーそしてクアルタラロが絡むクラッシュが発生した。このクラッシュでは落車したミラーがクアルタラロのマシン後部に接触し、さらにジョアン・ミル(レプソル・ホンダ)にも足を踏まれてしまった。
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クラッシュ後、ミラーは意識はあったもののコース上で倒れてしまったことでレースは赤旗中断。ライダーの容態が心配された。
ただその後ミラーはメディカルセンターに運ばれたあと、自力で歩いてピットまで戻る事ができる姿が映され、深刻な怪我は負っていないということも明らかにされた。
しかし当然ながらこうしたクラッシュの後にミラーがレースに復帰することはできず、彼は再開後のレースには参加しなかった。チームメイトのビンダーは左肩に痛みを抱えつつも再開されたレースに出場しようとしたが、サイティングラップ中にリタイアを選択している。
クアルタラロは足を引きずる姿も見せていたが、再スタート後のレースに参加。6位フィニッシュを勝ち取った。レース後のメディア対応にはこのクアルタラロのみが参加しているが、彼は当時の状況を次のように振り返っている。
「何が起きたのかさえ分からなかったよ」とクアルタラロは言う。
「誰かがイン側から僕に当たったような感じだったんだ。衝撃は大きかったけど、それがジャックの頭だった」
「彼がどうなったかは分かっていなかったけど、リスタート前にパドックにいる彼の姿を確認できた。無事で本当に良かった。本当に恐ろしいクラッシュだった」
なおKTMのチームマネージャーであるフランチェスコ・グイドッティは、決勝レース後に、次のようにコメントを寄せた。
「見るのも辛いモノだったが、幸運なことに誰も負傷しなかった。全て問題ない」
「ジャックはメディカルセンターへと運ばれ、足の検査を受けたが大丈夫だ。彼はどこにも痛みは覚えていない」
「ブラッドはリスタートを試みたものの、左肩の痛みがそれを許さなかった。彼にとっても、他の選手にとっても安全ではなかったんだ」
「明日以降も痛みが残っているようなら、ブラッドは肩の検査を受けることになるかもしれない」
「ふたりとも深刻なことになっておらず、最終戦へ目線を向けられて嬉しく思う」
今回の多重クラッシュはビンダーとアレックス・マルケス(グレシーニ)の接触がきっかけになったとスチュワードは指摘しているが、この件についてペナルティなどは発生しなかった。
グイドッティはこの判断は妥当なものだと受け取っている。
「我々が入手している画像では、何が起きたかは明確ではない」
「ブラッドはずっとイン側にいたようで、そして前の誰か(マルケス)と接触があったようだ。彼はバイクを引き起こさなくてはならず、ファビオにぶつかってしまった。そしてファビオはジャックにぶつかってしまった」
「ドミノ倒しのようだった。私はこれがレースインシデントだと思っている」
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