新しい環境で迎えた開幕戦、表彰台1歩手前の結果に
2024年シーズンのMotoGPで、小椋藍選手は新しい環境でMoto2クラス参戦4シーズン目を迎えていました。大きな変化は、チームの移籍です。ロードレース世界選手権への参戦を開始した2019年から所属してきた「ホンダ・チームアジア」に別れを告げ、「MT ヘルメット – MSI」へと移籍したのです。ただ、クルーチーフやメカニックも小椋選手とともに移籍しており、ピットでの顔ぶれに大きな変化はありません。また、チームを移籍したことで、シャシーはカレックスからボスコスクーロになっています。
ブレーキやクラッチレバーの先端には、なぜ「球」が付いているの?
加えて、Moto2クラス全ライダーにとって大きな変化は、タイヤサプライヤーがピレリになったことでした。
そんな新しい環境で迎えた2024年シーズンの開幕戦でしたが、金曜日に予想外の天候に見舞われ、夜のセッションであるプラクティス1に雨が降って走行断念を余儀なくされる一幕がありました。カタールGPはナイトレースのため、金曜日の2回目のセッションは夜間に行なわれるのです。
カタールでの雨は珍しく、小椋選手も雨が降るとは思っていなかったそうで、「(カタールでは雨が)1年で数日しか降らないらしいですよ。それがたまたま今日だったらしいです」と苦笑していました。
ちなみに、同じくMoto2クラスに参戦する佐々木歩夢選手(ヤマハVR46マスターキャンプ)は、あまりにも予想外の雨だったので、雨用走行タイヤであるレインタイヤはホイールにセットされていなかったくらいだそうです。
さて、その翌日、小椋選手は予選で13番手を獲得します。そして決勝レースでは好スタートを切って1周目に7番手にまで浮上すると、リアタイヤをマネージメントしながらじりじりとポジションを上げていきました。
しかし、リアタイヤをケアするあまりフロントタイヤに負担がかかり、終盤にフロントが終わってしまったのです。4番手にまで浮上しましたが、終盤でトップ3に追いつくことはできませんでした。
レース後、小椋選手に話を聞くと「リアタイヤにはトップ3と同じかそれ以上のパフォーマンスはあったと思うんですけど、フロントがなくなっちゃったので、高速コーナー系でなにもできなくて苦しいラスト5周でしたね。(ピレリでの初レースで)わからないことだったので仕方ないんですけど、マネージメントミスですね」と、いつものように冷静にレースを振り返りました。
先に述べたとおり、Moto2クラスのタイヤは2024年シーズンからピレリが供給されています。事前テストがあったとはいえ、全てのライダーにとって、レース距離でのタイヤパフォーマンス、“たれ方”は未知数だったのです。状況を踏まえれば、結果には満足しているようでした。
「(ピレリでの)1回目のレースだったと考えれば、嬉しいです。初戦だったので、いろいろと情報を得なくちゃいけなかったですからね。それにプラスして4位という結果は、良かったんじゃないかと思います」
小椋選手が語るように、インフォメーションを収集しながらのレース、加えて、クルーチーフなどの顔ぶれは同じとはいえ、新チームといった環境を考えれば、開幕戦の4位は今季への期待をじゅうぶんに感じさせるものです。
さらに付け加えれば、小椋選手はこつこつと積み上げて確実な手応えを掴むタイプです。ピレリタイヤを掴むごとに、さらにパフォーマンス、リザルトが上がることは必至でしょう。
次戦、MotoGP第2戦ポルトガルGPは、3月22から24日にかけて、ポルトガルのアウトドローモ・インターナショナル・アルガルベで行なわれます。
■Moto2クラスとは……
Moto2クラスは、トライアンフ「ストリートトリプルRS」の排気量765ccの3気筒エンジンをベースに開発されたオフィシャルエンジンと、シャシーコンストラクターが製作したオリジナルシャシーを組み合わせたマシンによって争われる。タイヤは2024年よりピレリのワンメイクとなった。クラスとしてはMotoGPクラスとMoto3クラスの中間に位置する。
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