「クッションドラム」は衝突時の衝撃を緩和するもの
高速道路の分岐点や駐車禁止区域、事故多発地点に設置されている、黄色地に赤と白の市松模様の反射シートなどを貼った大きな樽形の樹脂製の物体……。簡易閉鎖具として使われているアレは、「クッションドラム」と呼ばれる衝突衝撃緩衝具のひとつ。
高速道路脇の壁にある「緑や青の流れるライト」は何のためにある?
クッションドラムは、ドライバーのミスや不注意、車輌のトラブルなどにより、クルマが道路上の施設に衝突したり、接触したときに衝撃を緩和吸収し、乗員や施設の被害を小さくするためのもの。
材質はポリエチレン製が主流で 空洞の内部にいくつかの水袋が入っていて、クルマが衝突したときの運動エネルギーを、ドラムの変形と内部の液体により流動するエネルギーに変換し、衝撃を緩和減衰し吸収する仕組みになっている。
日本自動車研究所(JARI)で行なわれたテストによると、同条件で直接固定壁に衝突させた場合と、固定壁の前にクッションドラムを設置した場合とでは、 ・フロントフェンダーの最大変形量は約1/3t ・衝撃時のダミー頭部の加速度(G)は1/2以下 といった結果が出ている。
ほかにも、60km/hでセダンタイプの乗用車が、クッションドラム→コンクリート製の固定壁に衝突したときの最大加速度は、3点式シートベルト装着時の乗員安全の加速度限界値(25G)を大幅に下まわることも確認済みだ。
このように衝突衝撃緩衝具としてのクッションドラムは、かなりのスグレモノといっていい。
なおクッションドラムには、道路分流部などに設置しやすい角型クッションドラムと、汎用性の高い丸型クッションドラムの2種類があり、設置される場所に合わせて形状や組み合わせる個数が選ばれている。
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みんなのコメント
事故現場は見ないが、ドラムがグシャグシャになってるのは見かける。
あれだけ派手で見やすいのに、どれだけ運転下手なんだろう。
あれが無かったら分岐コンクリートに突っ込んで死んでる奴がかなり多いんだろうな。