現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > アナタはどのSRがお好き? ロングセラーの秘密は、好きなカタチに変えられるカスタム性にあり。【ヤマハ】

ここから本文です

アナタはどのSRがお好き? ロングセラーの秘密は、好きなカタチに変えられるカスタム性にあり。【ヤマハ】

掲載 更新
アナタはどのSRがお好き? ロングセラーの秘密は、好きなカタチに変えられるカスタム性にあり。【ヤマハ】

昨年8月に生産が終了しつつも、今年中には復活が噂されているヤマハSR400。約40年ものあいだ、基本的なスタイリングを変えずにいるのに今なお高い人気を維持しているのは何故なのか? じつはメーカーが変えずとも、オーナーが自由に「モデルチェンジ」できるカスタムの土壌がSRには揃っているのだ。REPORT●佐賀山敏行・一間堂(SAGAYAMA Toshiyuki)

カフェレーサーからチョッパー、ハイパフォーマンスまで変幻自在!

人気のストリートトリプルRS、2019モデルに新色「マットジェットブラック」登場

 空冷SOHC単気筒エンジンによる鼓動感やオートバイ然としたスタンダードなスタイリングなど、SRの魅力はたくさんあるが、これほどの人気を得ている最大のポイントは、やはりカスタムの自由度にあるだろう。

 シングルクレードルフレームと空冷単気筒エンジンはシンプルゆえにあらゆるスタイリングに対応。80年代にはカフェレーサーブームを作り出し、90年代後半からはトラッカー、そして2000年代後半からはチョッパーやVMX(ヴィンテージモトクロッサー)スタイルが人気だ。大手パーツメーカーだけでなく、カスタムショップ単位で多くのカスタムパーツがリリースされているのもカスタムの幅を広げる要因のひとつ。ワンオフカスタムはもちろん、ボルトオンパーツの組み合わせでも十分に個性的なマシンを作ることができるのだ。

 最近では70年代そのままの純正フォルムが再評価され、当時のフォルムをさらに極めた「純正ルック」も人気。利便性を求めるツーリングユーザーにも支持されている。

 また、決してハイパワーとはいえないエンジンだからこそ、チューニングの余地があるのもSRの面白いところ。ハイカムシャフトにピストン、さらに400ccエンジンであれば500cc純正クランクを入れたストロークアップが定番メニューだ。もちろんハイパフォーマンスマフラーやキャブレターも専用品が揃っているし、最近ではF.I.チューニングも盛んである。

 40年間フォルムを変えなかったSRだが、オーナーの数だけスタイルの違うSRがある……こんなバイクは他にはないはずだ。


01.カフェレーサー

 セパレートハンドルにロングアルミタンク、シングルシートにバックステップと、往年の英国車カスタムを思わせるカフェレーサー。SRが登場した当時から人気のカスタムスタイルで、今もこのスタイルに憧れてSRに乗り出したというライダーは多い。 (車両制作:オレンジブルバード)

02.ハイパフォーマンス

 シングルスポーツとしての性能を突き詰めたのがハイパフォーマンスカスタム。足まわりは専用パーツや他車種の流用で性能を大きくアップし、ブレーキの前後ディスク化も珍しくない。現代的かつ攻撃的なスタイリングにも注目だ。
(車両制作:デルスラーラ)


03.トラッカー

 XT500をルーツに持つSRはダート系カスタムが意外なほどによく似合う。じつは純正シートのテールカウルはダートトラックレーサーのTTシートをイメージしたということだし、初期型500の純正ハンドルはダートトラックバーを思わせるアップタイプだったりするのだ。軽快感が高く、街乗りにも最適なライディングポジションは、ライトにバイクを楽しみたいというライダーに今なお根強い人気がある。
(車両制作:モーターガレージグッズ)


04.純正ルック(ハイパフォーマンス)

 まさにSRのようなオートバイらしいスタンダードなルックスが再び注目を集めている。しかし、もうちょっとスポーティに走りたいという意見を取り入れたスタイルがこちら。SRらしさを残しつつも。前後足まわりや吸排気、排気量を見直すことで現代のバイクにも引けを取らない性能となっている。ちなみにベースはF.I.車で、500cc化しつつ最適な燃調チューニングが施されている。
(車両制作:バイク工房グリーンティー)


05.純正ルック(70’S)

 SRらしさを残しつつ、70年代の雰囲気をより濃くしたカスタムが最近のトレンド。このマシンは「SRにSP仕様(ヤマハのアメリカン・XS650SPなど)があったら」というコンセプトにより、アップハンドルやリヤ16インチ・キャストホイールが装着されている。
(車両制作:メイドバイスリーティー)


06.チョッパー

 2000年に入り、トラッカーに変わって人気を獲得したのがチョッパーだ。王道のスタイリングはシートレールをドロップ加工し、フロントフォークを少しローダウン、さらにリヤ16インチ化&ショートサスを装着したコンパクトなチョッパーだが、ここに紹介するようなロングフォーク仕様も人気だ。
(車両制作:2%ER)


07.VMX

 まるでXT500が現代によみがえったかのようなVMXスタイルは、純正ルックと並ぶ、いま最も人気の高いカスタム。実際にオフロードでも遊べるため、これまでオンロード一筋だったSRファンのハートをキャッチ。近年、林道デビューを果たすSRライダーが続々と増えているのだ。
(車両制作:デルスラーラ ver.広島)


08.ノンジャンル

 既存のジャンルに縛られない自由な発想で作られたカスタムが多いのもSRの特徴。このマシンはドラッグレーサーとチョッパーを融合させたロー&ロングスタイルが魅力。タンクやシート、サイドカバーなど、随所にSRらしさを残しつつも、オリジナリティー溢れるフォルムとなっている。
(車両制作:モーターサイクルズ・バーン)

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

アルファロメオの「四つ葉のクローバー」は元々「幸運のお守り」だった! ハイパフォーマンスモデルが付ける「クアドリフォリオ」誕生の秘密
アルファロメオの「四つ葉のクローバー」は元々「幸運のお守り」だった! ハイパフォーマンスモデルが付ける「クアドリフォリオ」誕生の秘密
WEB CARTOP
新型コンパクトSUV ホンダ「WR-V」の快進撃が止まらない! 月間受注1万台超えは計画の4倍以上 なぜ人気? “コスパ”だけでないその理由とは
新型コンパクトSUV ホンダ「WR-V」の快進撃が止まらない! 月間受注1万台超えは計画の4倍以上 なぜ人気? “コスパ”だけでないその理由とは
VAGUE
ランボルギーニが「ロゴマーク」を全面刷新! 約20年ぶりに「荒ぶる闘牛」エンブレム変わった! 歴史的な「デザイン変更」に反響多数!
ランボルギーニが「ロゴマーク」を全面刷新! 約20年ぶりに「荒ぶる闘牛」エンブレム変わった! 歴史的な「デザイン変更」に反響多数!
くるまのニュース
ベントレー史上最高にエッジの効いたSUVに! ベントレー・ベンテイガに「Sブラックエディション」が登場
ベントレー史上最高にエッジの効いたSUVに! ベントレー・ベンテイガに「Sブラックエディション」が登場
WEB CARTOP
F1第6戦、ピレリがマイアミGPの直前情報を公開、レースは1ストップのガチンコ勝負!?【プレビュー】
F1第6戦、ピレリがマイアミGPの直前情報を公開、レースは1ストップのガチンコ勝負!?【プレビュー】
Webモーターマガジン
メルセデスベンツの次期型ミニバンは「比類なき高級感」に!? 『EQV』登場は2026年か
メルセデスベンツの次期型ミニバンは「比類なき高級感」に!? 『EQV』登場は2026年か
レスポンス
ニューウェイ、レッドブルの次のキャリアは“ノープラン”「少し休みたい」
ニューウェイ、レッドブルの次のキャリアは“ノープラン”「少し休みたい」
motorsport.com 日本版
相模湖が遠い… 八王子JCT周辺は阿鼻叫喚 GW後半初日、中央道×圏央道で大渋滞
相模湖が遠い… 八王子JCT周辺は阿鼻叫喚 GW後半初日、中央道×圏央道で大渋滞
乗りものニュース
メルセデス・ベンツGLCクーペのプラグインハイブリッドモデル「GLC350e 4MATICクーペ Sports Edition Star」が日本発売
メルセデス・ベンツGLCクーペのプラグインハイブリッドモデル「GLC350e 4MATICクーペ Sports Edition Star」が日本発売
カー・アンド・ドライバー
大きすぎるクルマはコインパーキングにとめられない!? 車高の「高い・低い」も制限あり! 駐車NGの条件ってどんなもの?
大きすぎるクルマはコインパーキングにとめられない!? 車高の「高い・低い」も制限あり! 駐車NGの条件ってどんなもの?
くるまのニュース
ド派手カスタム車両多数!!! 専用パーツがマジでイイのよ! [ノートニスモ]を60万円で狙う
ド派手カスタム車両多数!!! 専用パーツがマジでイイのよ! [ノートニスモ]を60万円で狙う
ベストカーWeb
フェラーリの新たなるフラッグシップ「12 チリンドリ」がワールドプレミア! 電気もターボも使わずに最高出力830psを発生する6.5L V12を搭載
フェラーリの新たなるフラッグシップ「12 チリンドリ」がワールドプレミア! 電気もターボも使わずに最高出力830psを発生する6.5L V12を搭載
Webモーターマガジン
テスラ・モデルYに600km走れるRWD登場も日本導入はナシの予想! 日本は「ジュニパー」の登場に期待
テスラ・モデルYに600km走れるRWD登場も日本導入はナシの予想! 日本は「ジュニパー」の登場に期待
THE EV TIMES
NISMOがワンツー達成! 優勝は3号車Niterra|スーパーGT第2戦富士:決勝順位速報
NISMOがワンツー達成! 優勝は3号車Niterra|スーパーGT第2戦富士:決勝順位速報
motorsport.com 日本版
ルノー『キャプチャー』新型は都市型SUV市場をリードできるか
ルノー『キャプチャー』新型は都市型SUV市場をリードできるか
レスポンス
「伊豆縦貫道」とは違うの? 半島貫くスイスイ道路の「ナゾの有料区間」なぜ存在?
「伊豆縦貫道」とは違うの? 半島貫くスイスイ道路の「ナゾの有料区間」なぜ存在?
乗りものニュース
【F1チーム代表の現場事情:キック・ザウバー】サインツの噂をかわすアルンニ・ブラービ代表。ドライバー確定よりまず入賞
【F1チーム代表の現場事情:キック・ザウバー】サインツの噂をかわすアルンニ・ブラービ代表。ドライバー確定よりまず入賞
AUTOSPORT web
タフすぎるダイハツ「斬新小型トラック」がスゴい! 全長3.4m切りד画期的”すぎる荷台搭載! 悪路もイケる「マッドマスターC」は今欲しい1台か!?
タフすぎるダイハツ「斬新小型トラック」がスゴい! 全長3.4m切りד画期的”すぎる荷台搭載! 悪路もイケる「マッドマスターC」は今欲しい1台か!?
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村