アストンマーティンは、公道仕様でありながらトラック走行を強く意識した38台限定生産のスペシャル・エディション『ヴァリアント』(Valiant)を発表した。
この車は、アストンマーティンが創立110周年を記念する1台として2023年8月に発表したヴァラー(Valour)をベースとし、アストンマーティンのビスポーク・サービス(特注生産部門)であるQ by Aston Martinが生み出した。
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そして、アストンマーティンのF1ドライバーであるフェルナンド・アロンソの「軽量で過激さを増した、レーシングカーの要素を取り入れたヴァラーが欲しい」という個人的な希望が盛り込まれた1台となっているという。
アロンソはアストンマーティンのプレスリリースに次のようにコメントしている。
「ヴァラーは、アストンマーティンの110周年を華々しく祝うものであると同時に僕を奮い立たせ、サーキットを重視しながらもオンロードでもスリリングなドライビングが楽しめるような、レーシングカーにインスパイアされたより過激なバージョンを作りたいと思わせてくれた」
「ヴァリアントは限界走行に対する僕の情熱から生まれたもので、デザインと技術仕様の両方の観点でQ by Aston Martinチームと密接に協力しながら、楽しむようにして協同した。傑作が誕生したと確信している」
ヴァリアントは745PSの5.2リッターV12ツインターボエンジンをフロントに搭載。オールカーボンファイバー製ボディワーク、3Dプリント技術を活用して軽量化を実現。本格的なサーキット走行を想定して軽量化やシャシー調整など数々のユニークな技術がちりばめられているという。
中でも、マルチマチック社製アダプティブ・スプール・バルブ(ASV)ダンパーを装着したことで、それぞれのダンパーを瞬時かつ同時に調整できるシステムにより、モータースポーツ級のダンピング制御およびオペレーション制御を実現しているという。
2014年にフェラーリのチーム代表としてアロンソと共にF1を戦い、現在はアストンマーティンのグローバル・チーフ・ブランド&コマーシャル・オフィサーを務めるマルコ・マティアッチは「ヴァリアントは現代の傑作だ」と語った。
「レースの伝統にインスピレーションを得て、Q by Aston MartinがF1に刺激を受けた最新技術、異色な素材、徹底的な軽量化を駆使して生み出した」
「他では得られない、強烈で感動的なドライビングの実現に焦点を絞った。パフォーマンス、トラック走行重視のダイナミクス、ハイパーカーの激烈さを究極まで融合したヴァリアントは、真のドライバーのために希少で並外れた車両を製作することに対するアストンマーティンの確固たる献身を体現している」
アロンソは最近、アストンマーティンと新たな契約を結び、2025年以降もF1を戦うことが決まったが、その契約の中にはアロンソが”生涯プロジェクト”と表現するトラック外での役割も含まれていた。
ヴァリアントのデリバリーは2024年第4四半期に開始されるが、7月11日~14日に行なわれるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて一般公開される。ヴァリアント最初のオーナーであるアロンソの手で、デモ走行も予定されている。
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