F1第4戦スペインGPの予選がカタルニア・サーキットで行なわれた。ポールポジションを獲得したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。前人未到となるF1通算100回目のポールポジションとなった。
今季はコロナ禍の影響で実施されなかったものの、ここカタルニア・サーキットはプレシーズンテストの開催地の定番であり、各チーム豊富なデータを持ち合わせている。近年は各車のラップタイム差が小さい傾向にあるが、ここではその傾向がさらに顕著。土曜午前に行なわれたFP3ではコンマ3秒差以内に10台がひしめくなど、大混戦が予想される中で予選を迎えた。
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予選Q1はターン9にあるバリアのチェックのため、10分ディレイで開始された。メルセデス勢だけがミディアムタイヤを履いてコースインし、バルテリ・ボッタスが1分18秒005でまずトップに。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)が続く形でセッション折り返しとなった。
Q1終盤のアタック合戦は、Q2進出を目指すマシンの多くが団子状態となり、少しずつ間隔をあけながらタイム計測に入っていった。この時点で12番手だった角田裕毅(アルファタウリ)は、集団の先頭につけてアタックを行ない、1分18秒556をマーク。10番手に上がった。しかし、後続のドライバーが次々とそのタイムを上回っていき、角田はタイムシートの下方に追いやられていった。最終的に角田の順位は16番手。15番手のアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)からわずか0.007秒という差でノックアウトされてしまった。角田はアタック中にダートにタイヤを落としてしまう場面があり、タイムロスがあったようだ。
Q1のトップタイムは1分17秒821をマークしたランド・ノリス(マクラーレン)。Q1敗退は角田、キミ・ライコネン(アルファロメオ)、ミック・シューマッハー(ハース)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、ニキータ・マゼピン(ハース)の5台だった。
Q2最初のアタックではジョビナッツィを除く14台がソフトタイヤを履いた。ここで圧倒的な速さを見せたのがフェルスタッペン。1分16秒922というタイムを叩き出し、2番手ボッタスにコンマ4秒、3番手ハミルトンにコンマ7秒の差をつけてみせた。
フェルスタッペンとジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)以外の13台がセッション終盤に最後のアタックに向かったが、選択したタイヤはいずれもソフト。セルジオ・ペレス(レッドブル)やサインツJr.がタイムを上げてQ3進出を確実とする中、ガスリーがタイムを伸ばせず12番手でQ2敗退に終わった。
メルセデスの2台は最後のアタックでタイムを伸ばすも、それでもフェルスタッペンにはコンマ2秒届かず。Q2敗退はランス・ストロール(アストンマーチン)、ガスリー、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)、ジョビナッツィ、ラッセル。Q3にはメルセデス、レッドブル、マクラーレン、フェラーリ、アルピーヌの5チーム10台が残った。
ポールポジションを決するQ3の最初のアタックでは、“3強”が1分16秒台の驚異的なラップを叩き出した。ハミルトンが1分16秒741でトップに立つと、そのすぐ後ろにいたフェルスタッペンは1分16秒777でわずかに及ばず。ボッタスは1分16秒873で3番手だった。なお、ペレスはターン13手前のグラベルに足をとられてスピンしてしまった。
最後のアタックで上位3台はタイムを更新できず。ハミルトンが前人未到の通算100回目となるポールポジションを獲得した。2番手フェルスタッペン、3番手ボッタスと続き、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が4番手で2列目グリッドを確保した。ペレスは結局8番手。アタック1回目でのスピンが響き、不本意なグリッドからのスタートとなった。
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