ハースF1チームにとって、今季のF1開幕戦オーストリアGPは厳しいレースとなった。ケビン・マグヌッセンが24周、ロマン・グロージャンが49周を走ったところで、ブレーキトラブルによりリタイアを喫したのだ。
ふたりのドライバーは、レース序盤からブレーキのオーバーヒートの問題を抱えていたが、チーム代表のギュンター・シュタイナーは、フリー走行3セッションと予選を終えた後の段階でさえ、問題の兆候はなかったと語った。
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「ブレーキの問題がなぜ起こったのか分からない。我々はまだそれを調査中だ」
motorsport.comがトラブルについて訊くと、シュタイナーはそう答えた。
「レースのかなり早い段階でオーバーヒートしていた。レースを最後まで走るためには、それを管理する必要があったが、あれほど劇的に壊れるとは思っていなかった」
「ロマンもケビンと同じトラブルだった。彼のブレーキが故障した時、我々は彼と無線で話していたんだ。温度がとても高くなり、摩耗も一気に進んだ。つまりオーバーヒートの影響で消耗してしまったので、オーバーヒートの原因を突き止める必要がある」
「我々は生き残ることができると確信していた。だから、そのオーバーヒートの理由を突き止めなくてはいけないんだ。ここレッドブルリンクではブレーキは常に問題だが、レースを終えることができないほど大きな問題になるとは思っていなかった」
「ブレーキの冷却は、クルマのパフォーマンスに影響するため、可能な限り少なくする。必要な冷却力を推測するんだ」
「空力面の理由から、限界は超えないようにする。通常、冷却は問題にならないが、空力性能を損なうことはある。我々はこれほど状況が良くないと思っていなかったので、不必要なリスクを負ったわけではなかったんだ」
ハースは、PR動画の撮影をする”フィルミングデー”を活用し、走行を行なわなかったチームのひとつだ。今季マシン『VF20』の走行は、カタルニア・サーキットで2月に行なわれたプレシーズンテスト以来、オーストリアGPが初となったのだ。
シュタイナーは、事前に走行を行なうことができれば、問題に気づいていた可能性があると認めた。
「もし我々がテストをやっていたら、何が起こるか事前に気づいていただろう。だが、私はそのせいにはしたくない。我々はそれを予測できていなかったので、何か(シミュレーションと実走行データの)相関関係に問題があるはずだ」
「走行中、ブレーキが熱い状態にあることは気づいていたが、限界に近い状態で走る必要がある。だが我々は、限界に近いか、限界を超えていると思っていなかったんだ」
次戦は、オーストリアGPと同じくレッドブルリンクで今週末に開催されるシュタイアーマルクGPだ。シュタイナーは、同じコースで走れることが、問題の特定に役立つと考えている。
「同じ環境で走行するのは役に立つはずだ。なぜ我々のシミュレーションと一致しなかったのかを確認する必要がある」
2台がリタイアに終わったにも関わらず、シュタイナーはレースペースに不満はなかったと語った。
「私は悪くなかったと思う。ブレーキがすぐに熱くなってしまい、レースの序盤からリフト&コースト(早めにスロットルをオフして惰性で走行)しなければならなかったのに、他のマシンに追いつくことができたんだ」
「リフト&コーストは、ラップタイヤの面でも、タイヤをうまく使うという面でも役に立たない。問題が悪化するため、ブレーキバランスも変更できなかったんだ」
「率直に言って、ロマンよりケビンの方が満足していた。我々は周りのクルマと最後まで戦うことができると思うので、最後までレースが走れるようなクルマにしなくてはいけない」
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