首位はアメリカ
2019年。創業116年目を迎えた英ロールス・ロイス・モーター・カーズが、同社にとって史上最高となる販売台数を記録したことが分かった。
【画像】5297万円 ロールス・ロイス横浜の特別仕様車【実車】 全97枚
世界50か国以上へ向けて5152台を納車。この数字は2018年の過去最高記録をさらに25%も上回るものとなった。
ラインナップ全体で需要が伸び、世界のすべての地域で販売台数が拡大したという。市場別では、世界販売の約3分の1を占める北米が引き続きトップに。これに中国、欧州が続いている。
また、ロシア、シンガポール、日本、オーストラリア、カタール、韓国で、それぞれ国別の過去最高を記録したのも大きい。
車種別では、ロールス・ロイスの新型SUV「カリナン」が、2018年の発表以来、高い評価を得ている。2019年はロールス・ロイスのモデルとして史上最高の先行予約受注、そして発売後の販売台数についても同じく史上最大の伸びを記録した。
2019年11月には、黒を基調とするシャープなデザインの「ブラック・バッジ・ファミリー」に、従来のゴースト、ドーン、レイスに加え、最終モデルとしてカリナン・ブラック・バッジを追加導入。いずれも、本ブランドに個性の強い表現を求めるカスタマーから大きな反響を得ている。
ゴースト新型 来年導入か
初めて通年販売となった「カリナン」は、あらゆる期待を上回る成果を上げた。
スーパーラグジュアリー・モデルを求める新世代の顧客、伝統的なラグジュアリーの決まり事に囚われず、自分のルールを打ち出すカスタマーをターゲットに、前述したアウトロー的な装いのブラック・バッジ・ファミリーの登場が高い人気を生んでいる。
また、11年間にわたり絶えず好調な販売を続けてきたゴーストの生産が終了となったこともトピックだ。
自動車のモデル・サイクルとしては異例の11年もの歳月の間に、ロールス・ロイスは生産を拡大し、多額の投資を行うことができるようになった。本格的なグローバルブランドへと成長する足掛かりとなったモデルだ。
ゴーストの後継モデルは、5年の開発作業を経て2020年の発表を予定しており、第4四半期から市場に送り込まれる計画だという。
この結果を受けて、同社CEOのトルステン・ミュラー・エトヴェシュは、「(2019年は)過去最高の業績を更新することができました。こうした見事な成果を喜ぶ一方で、ロールス・ロイスではお客様への大事なお約束をしっかり胸に刻んでいます。それは、ロールス・ロイスが持つ超高級車としての希少価値を守るということです」というコメントを発表。
「2019年の前年比25%増という結果は喜ばしく、誇らしいことですが、これにはSUVカリナンに対する需要が世界的に好調だったことが大きく貢献しており、また2020年のカリナンの需要は安定するものと見られます」という見解を示した。
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みんなのコメント
持ってる人は持ってるなぁ笑