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日産「サムライ顔」SUVを英で生産開始! 新型キャシュカイ、約600万円から 和風デザイン採用

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日産「サムライ顔」SUVを英で生産開始! 新型キャシュカイ、約600万円から 和風デザイン採用

欧州日産の人気クロスオーバー、一部改良

日産自動車は5月24日、一部改良を施したコンパクト・クロスオーバーの「キャシュカイ」の販売を英国で開始した。英国価格は3万135ポンド(約600万円)から。

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キャシュカイはCセグメントのクロスオーバー車で、初代モデルは日本でもデュアリスという名で販売されていた。第3世代となる現行型は2021年に登場し、マイルドハイブリッドや日産独自の「eパワー」といった電動パワートレインを搭載している。

キャシュカイは小型のジュークと中型のエクストレイルの間に位置し、英国では日産のベストセラー車となるなど非常に重要なモデルである。今回の改良ではエクステリアのデザインが大きく変更されたほか、標準装備を充実させて快適性と実用性の向上を図った。

グレード展開も見直され、従来のエントリーグレードの「ヴィシア」が廃止されたため、改良前のモデルより3000ポンド(約60万円)値上がりしている。eパワー・システム搭載の最上位グレード「テクナ+」は3万8875ポンド(約775万円)から。

武士の甲冑をイメージしたフロントマスク

最大の特徴は日本古来の甲冑をイメージしたフロントマスクのデザインで、ブラックとサテンシルバーのクロームメッキを組み合わせ、シャープでアグレッシブな印象を与えている。

デザイン責任者のマット・ウィーバー氏は、このデザインはAIの助けを借りて作られたものであり、EVのアリアと調和して「ブランドIDを強化」し、将来のデザインの方向性のベースとなると述べた。

フロントライトは3つのエレメントに分割された。ヘッドライトのプロジェクターは「目」を、デイタイム・ランニング・ライトは「角」を表現している。

リアエンドには、フロントと同じスタイルのLEDライトが装着される。バンパー下部もよりスポーティなデザインに変更された。

日産によると、新しいデザインを採用したことで空力性能と快適性が向上しているという。高速走行時の風切り音が低減されたほか、窓ガラスの厚みを増し、静粛性を高めたとしている。

また、インフォテインメント・システム用のコンピューターの性能が数倍強力になり、グラフィックと処理時間が改善された。

セキュリティシステムも強化され、「Nissan Connect」のスマートフォン用アプリから車両位置をライブ追跡できるほか、車両盗難時に日産、保険会社、警察当局に通報できるようになった。オプションで遠隔イモビライザーも用意されており、コールセンターが警察と連携して移動中の車両を停止させることができるという。

パワートレインに変更はなく、最高出力140psまたは150psのマイルドハイブリッド・ガソリン車と、最高出力190psのeパワー車が選べる。価格差としてはeパワーの方が1975ポンド(約40万円)高い。

改良新型キャシュカイの生産は英国のサンダーランド工場で5月24日から始まっている。

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