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メルセデス、新型Vクラスを発表

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メルセデス、新型Vクラスを発表

メルセデス・ベンツ日本は10日、Vクラスをフルモデルチェンジし、発表した。新型は標準、ロング、エクストラロングという全長の異なる3種類のボディタイプをラインアップする。発売は2016年1月の予定。

新型Vクラスは、すべてのモデルがディーゼル車となった。搭載する排気量2.2リッター直列4気筒BlueTECエンジンは、DPF(粒子状物質除去フィルター)と尿素水溶液「AdBlue」およびSCR触媒コンバーターにより排出ガスをクリーン化、NOxを大幅に削減することで日本のポスト新長期規制に適合する環境性能を実現している。

スペックは最高出力163ps、最大トルク380Nmで、燃費は15.3km/L(JC08モード)を達成している。なお駆動方式はFRで、4WDモデルは設定されない。

足回りには“アジリティコントロール”サスペンションを採用する(V220d トレンドを除く全車)。サスペンション形式はフロント:マクファーソンストラット、リア:セミトレーリングアーム付きの独立懸架式で、走行状況にあわせて減衰力を調整するセレクティブダンピングシステムを組み合わせる。

シートレイアウトは2列目は独立シート、3列目はベンチシートの7人乗り。脱着可能なシートを採用することで2列目を後ろ向きにセットして5人が向かい合って座るレイアウトとしたり、後席を2座のみにしてショーファードリブン仕様としたり、2列目と3列目を取り外して荷物スペースにしたりできるようになっている。またV 220 d アヴァンギャルド エクストラロングには「収納式センターテーブル」がオプション設定される。後席ドアは、従来モデル同様、両側とも電動スライドドアを採用する。

装備は、長時間走行時のドライバーの疲労や眠気を検知して警告する「アテンションアシスト」や、走行中の横風に対して車両片側のブレーキ制御を行うことで安定した走行をサポートする「クロスウインドア シスト」を全車に標準装備。走行状況や天候に応じて配光モードを自動で切り替える「LEDインテリジェントライトシステム」や前席左右と後席で独立して温度設定が可能な「クライメートコントロール(前席左右独立調整)」をV220d トレンドを除くグレードに標準装備する。さらに安全運転支援システム「レーザーセーフティパッケージ」がグレードにより標準またはオプションで用意される。

ラインアップと価格は以下のとおり。
・V220d トレンド:535万円(受注生産)
・V220d:620万円
・V220d アヴァンギャルド ロング:695万円
・V220d アヴァンギャルド エクストラロング:730万円

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