先日F1は米ゼネラルモーターズおよびそのキャデラック・ブランドと2026年からF1に11番目のチームとしての参戦で基本合意に達したことを明かしたが、早くもそのドライバーの有力候補が明らかになった。
新チームの体制には大きな注目が集まっているが、ドライバー候補を明らかにしたのは非常勤の取締役を務めるマリオ・アンドレッティだ。
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彼は2024年のインディカーでランキング2位となったアメリカ人ドライバーのコルトン・ハータが、有力候補のひとりとなっていると率直に認めた。
「このプロジェクトの当初から、チームは常にコルトン・ハータをドライバーのひとりとする可能性を考えてきた」
motorsport.comにアンドレッティはそう語った。
「私の知っているところでは、これは直近で話し合われてはいない。まだ時間はあるからだ。とはいえ依然としてこれは優先事項だ。彼が進みたい方向であるとも確信している」
「彼はそこで鍛えてきたんだ。例えば、今やマクラーレンでとても有名となったランド・ノリスのようなドライバーと一緒に彼はレースをしていた。つまり彼はこの時代の選手であり、まだ若く力強く準備のできているドライバーだということだ」
現時点でのプランはハータのチームメイトにベテランドライバーを配置することだと思われるが、シートの確定を急ぐ必要はないだろう。
なおハータは過去にもF1参戦候補として取り沙汰されたことがあるが、F1参戦に必要なスーパーライセンスの発給が障害となったことがある。
現在ハータは、2024年のランキング2位でライセンス発給に必要なスーパーライセンスポイントを32点確保。2023年はランキング10位で1ポイントで合計33ポイントとなる。過去3年の累積が考慮されるため、2026年にF1に参戦するためには、2025年にインディー・カーでランキング4位以上、もしくは5位以上とF1のFP1走行によるライセンスポイントの積み増しが必要になる。
とはいえアンドレッティはライセンスについてはかなり楽観視している様子だ。
「ああ、正直に言って全ての選択肢がオープンだと思う」
「ポイントシステムについてはもちろん要求されるものを理解する必要があるが、彼にはいくらか運次第ではあるかもしれないが達成可能だと思う。今年チャンピオンシップを制していたなら、その点では楽勝だっただろう。とはいっても、あまり心配することはない。正直、かなり近いので十分に実現可能だと思う」
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