今季途中からパフォーマンスを改善し、メルセデスやフェラーリ、アストンマーチンなどと2番手チーム争いを展開しているマクラーレン。中団グループで煮え湯を飲まされたここ数シーズンから一歩前進したものの、ランド・ノリス曰くチームは現在、マシン開発において“最も困難な課題”に直面しているという。
マクラーレンは今季のF1開幕に向けて、オフシーズンの間にパフォーマンス目標を達成できなかったと認めていた。開幕8戦でポイントを獲得できたのは3戦のみだった。
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アゼルバイジャンGPでフロアに微調整を加えた後、マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は「ほとんど全ての空力パーツ」を変更すると宣言し、オーストリアGPから3段階に分けて大型アップデートを投入した。
これが功を奏し、カタールGPを前にした時点でノリスは4度の2位フィニッシュ。チームメイトでルーキーのオスカー・ピアストリも日本GPでキャリア初表彰台を獲得し、カタールGPのスプリントでは優勝を収めた。
そして、コンストラクターズランキングでもマクラーレンは4番手のアストンマーチンに対して急接近しており、ノリスは残り6戦で逆転しランキング4位獲得も可能だと考えている。
ただ、最も困難な課題はこれからだとノリスは考えている。2018年でマクラーレンからF1にステップアップして以降、彼は本来のドライビングスタイルで走ることが難しかったとして、今は純粋なラップタイム向上よりもマシンのハンドリングを改善することをチームに求めているのだ。
「小さなディテールが大きな違いを生むということが多々ある。マシンをただ速くすることよりも、ドライバーをハッピーにするということに関しての小さなディテールだ」とノリスは言う。
「でもマシンをもう少しドライブしやすく、もう少し総合的なマシンにするというのは、最高に難しい仕事なんだ。妥協なくやるのは本当に難しいからね」
「フロントエンドを良くしても出口で効きすぎないように抑えなくちゃいけない。そうするとリヤも良くする必要が出てくるから、とても難しいんだ」
「あちこちに手を加えるというより、曲芸みたいなモノになってくるんだ。成功するのがとても難しい曲芸だけどね」
マクラーレンは2023年シーズン序盤に技術体制を一新。今年からチーム代表に就任したステラの下に3名のテクニカルディレクターを配置する布陣となった。
それによってノリスは、今まで以上にチーム対して自信を持つことができるようになったと語った。
「自信があるかって? そうだね、イエスだ」と彼は言う。
「今シーズンが終わったら、チームがドライバーの望みに目を向け、それを実際に取り除いていくということに、これまで以上に自信が持てるようになった」
「過去数年間、ここ4~5年ずっと(ハンドリングの)問題があったから、そういう自信は無かったと言える」
また、マクラーレンはイギリス・ウォーキングの本拠地に風洞施設を新設。2010年以降はドイツ・ケルンにあるTOYOTA GAZOO Racingの施設を使用してきたが、新たなインフラが成長しているマクラーレンのさらなる後押しとなる。
新しい風洞施設を視察したノリスは次のように語った。
「実際に使っている風洞はこれまで見たことがなかった。今の技術レベルには感心するよ」
「写真で見ると、マシンが入った筒のようにしか見えない。どうやって全てを読み取るのか、どうやってピックアップするのか、センサーはどうなっているのか……ずっと複雑なんだ!」
「みんなが思っているよりもずっとすごいことだ。あれを使えるようにするために必要な精密さには感心したよ」
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