後輪駆動プラットフォーム採用、EV専用モデルへ
メルセデス・ベンツGクラスの小型版が、2020年代後半にEVとして発売される予定だ。現行のGクラス、次期EQGに続く、「G」シリーズの第3のモデルとなる。
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技術責任者であるマルクス・シェーファー氏は、先日ラスベガスで開催されたCESで本誌の取材に応じ、新型車はEV専用モデルになることを認めた。ハイブリッド車も導入されるという噂については退けた。
小型版Gクラスの存在が明らかになったのは昨年のことで、同社のオラ・ケレニウスCEOが「リトルG」と呼び、話題になった。
デザイン責任者のゴーデン・ワグネル氏は取材に対し、既存のGクラスからデザインの影響を強く受けるとして、「独自のキャラクターを持ちますが、Gになります」と語った。
「G」のラインナップは大きく拡充される。今年後半にまずEQGが投入され、早ければ2026年にも「リトルG」がそれに続くと予想されている。
メルセデス・ベンツは、新型CLAを皮切りに小型車向けのMMAプラットフォームを展開するが、シェーファー氏によると「リトルG」ではオフロード性能を確保するため、後輪駆動の中・大型車向けプラットフォームを使用するという。
つまり、GクラスやEQGとは異なる構造になる。EQGは、既存のラダーフレームの改良版を使用し、4基の電気モーターを搭載する予定だ。
800Vの充電システムを採用する可能性が高く、最大250kWの急速充電に対応し、わずか15分で400km分を充電できるかもしれない。また、CLAと同じ自社開発・生産の新型電気モーターが搭載される可能性もある。
バッテリーとしては、容量58kWhから85kWhのリン酸鉄リチウム(LFP)またはニッケル・マンガン・コバルト(NMC)を選択できるようになると予想される。
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