アストンマーチンF1のセバスチャン・ベッテルは、今季の同チームのマシンAMR21について、空気抵抗の大きさが最大の弱点であると語った。
今シーズンからアストンマーチンに加入したベッテルは、カタールGPを終えた段階で43ポイントを獲得し、ランキング12番手につけている。うちハンガリーGPでは2位表彰台を獲得したが、これが同チームとして唯一の表彰台。チーム名がレーシングポイントだった昨年はコンストラクターズランキング3位だったのに対し、今季は現時点ではランキング7番手と低迷している。
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ベッテルによれば、今季マシンAMR21は、過度の空気抵抗とダウンフォースの欠如が顕著であり、この組み合わせは「克服するのが難しい」という。
「本当にフィーリングの良いレースもいくつかあったけど、他のレースではとても苦労した」
ベッテルはそう語った。
「全体として重要なのは、どれだけ競争力があるかということだ。競争力という点で言えば、僕らのマシンは少し空気抵抗が多すぎると思う」
「僕らには空力効率の良いマシンがないというだけではなく、十分なダウンフォースもないんだ。そこが主な弱点だと思う。それを克服するのは、実に難しい」
ベッテル曰く、ストロールと共にタイヤをしっかりマネジメントすることで戦略的な選択肢を増やし、マシンの弱点を克服しようとしてきたという。実際、カタールGPでストロールは1ストップ戦略を成功させて6位。ベッテルも1周目に大きく順位を落としたものの、やはり1ストップを成功させて10位にまでポジションを回復することに成功した。
「いくつかのコースでは、それが助けになった。他のコースでは、良いセットアップを見つけ、タイヤをうまく機能させ、そして良い戦略を見つけることでそれを克服したんだ」
そうベッテルは説明する。
「全体として、マシンが最適なウインドウに入ると、合理的に機能して、ポイントを獲得することができると思う。でもそのウインドウに入れるのが簡単じゃないんだ。そして第二に、僕らがいるポジションは、常に激しい戦いなんだ」
「シーズンの途中で、他のチームが僕らよりも少し進歩したように見える」
なお来シーズンの見通しはまだ不明だ。アストンマーチンは、今後5年以内にタイトルを争えるようにするため、チームの強化を断行中。来シーズンは、まだその体制が整わない中、新レギュレーション下でのスタートを切るため、アストンマーチンが目指すパフォーマンスを発揮するのは、もう少し先になるだろう。
ベッテルは来季については未知数だとしながらも、チームの体制が整いつつある環境下における期待感も、次のように語った。
「明らかに来季は、大きな未知数の部分が残っている。マシンの変更などがあるからね。来年にならなければ、そういう質問に答えることはできないだろう」
「でも全体として、チームは強力だ。エンジニアリング、そしてトラックサイドの仕事ぶりといった観点では、本当に強力なんだ。ペースも成長しているし、多くの計画と、楽しみなことが用意されていると思う」
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