4月14日、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、2024年スーパーGT第1戦が開催されている岡山国際サーキットで定例会見を開催し、坂東正明代表がシリーズの海外戦復活についてなど、現時点での考えを述べた。
現在は、世界戦を視野に入れたインターナショナルシリーズとして開催されているスーパーGT。ただ、2020年に世界中で流行した新型コロナウイルス感染症の影響もあり、海外でのレースは2019年タイ以降は開催されていない。
GTアソシエイション坂東正明代表がセパンウインターテストを訪問。マレーシア当局関係者と会談
2024年はコロナ禍が開け、海外への旅行などは日常を取り戻しつつある。そのことを踏まえ、坂東代表は「海外戦の再度構築については、しっかりと考えていかないといけないと思っている」と述べた。
ただ、シリーズの主催者としては「コロナ禍開けのロジスティクスの面で採算とコストが合うかどうか」をしっかりと計算しなければならず、現時点ではその着地点が見えていない状況だという。
坂東代表は、スーパーGTの海外戦が復活するなら、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットが開催地となり、開催時期は現在カレンダーに空白のある6月もしくは7月になるだろうとの考えを示した。
記者からの『海外戦復活は来シーズン(2025年)から開催できればという考えですか?』という問いには「そのくらいに開催したいと思っている」と答えた坂東代表。ただ、カレンダー申請との兼ね合いもあり、2024年6月あたりには目処をつけたいとのことで、そこまでに難しければ再来年の2026年を目指すとのことだ。
さらに坂東代表は2024年シーズン開幕ということで、将来的な次期GT500車両について、「2028年、2029年に次期車両を考えることになると、レギュレーションは2026年に決め、2027年にはテスト走行を行いたい。そのためには2025年中に方向性を定めていきたい」と言及。
今回の定例会見は2024年第1戦での開催ということで、坂東代表は「今年は春から世界選手権のF1、フォーミュラEが日本で開催され、これからWRC(世界ラリー選手権)とWEC(世界耐久選手権)が控えています。そのなかで国内モータースポーツは、スーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久を含め『モータースポーツのあり方』などを海外戦から学び、より良い方向性や方針をしっかりと定め、作り上げて行きたい」と意気込んだ。
なお、定例会見では、スーパーGTのシリーズメインスポンサーを務めるオートバックスセブンの小林喜夫巳会長、今季から新たにシリーズパートナーに就任したポノスの辻子依旦社長、アサヒビールの村尾雄一副部長も出席。シリーズサポートへの意気込みが語られている。
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