マクラーレンは、F1ラスベガスGPの予選でランド・ノリスが16番手、オスカー・ピアストリが19番手とまさかのダブルQ1敗退となったが、チーム代表のアンドレア・ステラ曰く、タイヤの使い方とプランの実行にミスがあったのだという。
シーズン中のアップデートで躍進し、レッドブルに次ぐ2番手チームに収まりつつあるマクラーレン。高速コーナーを得意とし低速コーナーが苦手なマシン特性から、ラスベガスGPに対する期待は大きくなかったが、同じく得意ではなかったはずのアメリカGP、メキシコGP、サンパウロGPでも結果を出しているため、心配は杞憂に終わるのではないかと見られていた。
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しかし蓋を開けてみれば2台揃ってQ1ノックアウト。夏にマシンをアップデートして以来最悪の予選結果になってしまった。
ステラ代表は、低速コーナーや低ダウンフォース仕様のパッケージがQ1敗退の一因となった一方で、躓いた主な原因はセッションの進め方そのものにあったと説明している。
「我々がうまくやれなかったから、後手に回ってしまった。マシンのパフォーマンスを引き出すことに集中していたからね」
「昨日からかなり多くの変更を行ない、最終的にパフォーマンスを向上させることができた」
「しかし、予選でタイヤをどう使うべきかを理解する上で後手後手に回っていたため、十分な作業ができていなかったんだ」
マクラーレンはFP3での走行データから、ソフトタイヤは性能劣化が始まるまでに3回予選アタックできると判断。ライバルたちが2セットのタイヤを使う中で、1セットしか使用しないことを選択した。
「FP3では、オスカーの3周目がより速く、4周目も同じくらいの速さだったのを目の当たりにした」
「だから、このタイヤはこのラップタイムを繰り返すことができると自分たちを納得させた。それがQ1へのプランだった」
「ピットインして2セット目のタイヤを履くことも考えていたが、ドライバーたちはタイヤのコンディションが良いことに満足していた。だから同じセットでステイアウトしたんだ」
「3度目のアタックに入った時点で、タイヤのパフォーマンスが落ちてきていることに気づいたが、ピットインするには遅すぎた」
「Q1でノックアウトされた主な理由はマシンのパフォーマンスではない。というのも、夜間の作業のおかげでパフォーマンスがは向上したからだ」
「しかし、Q1でのタイヤの使い方の選択とプランの実行は理想的ではなかった」
ピアストリは、マクラーレンが2セット目のソフトタイヤ投入が望ましいという明確な兆候はなかったと付け加えた。
「今にして思えば、タイヤを1セットしか使わないというのは、正しい判断ではなかったのかもしれない」
「でもプラクティスから、そしてセッション中も、2セット目を履くことが最善だということを示すものは何もなかった」
「タイヤをかなり傷めてしまったが、これはそれ以前のプラクティスでもあまり見られなかったことだ。クルマは正直、悪くなかった。もしQ1を通過していれば、Q3進出の可能性もあったし、そこそこのパフォーマンスも発揮できたと思う」
「マシンがダメだったとは思っていない。ただ、状況がうまくいかなかっただけだ」
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