レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、セルジオ・ペレスがすぐにでも“負のスパイラル”を終わらせなければ、レッドブル・レーシングのF1シートを喪失する可能性があると示唆する発言を行った。
スプリントフォーマットのカタールGPで、ペレスは1ポイントしか獲得できずに終わった。金曜予選ではQ3進出に失敗し、土曜日のスプリントではエステバン・オコン(アルピーヌ)とニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が絡むクラッシュに巻き込まれ、リタイア。日曜日の決勝は、ピットレーンからスタートした後、トラックリミット違反のタイムペナルティを3回受け(合計15秒)、結果は10位にとどまった。
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「(カタールでは)合間に速いラップが見られたが、10秒もペナルティを受けていたら何にもならない」と、マルコはロサイルでのペレスの走行について『ORF』に語った。マルコは、実際にはペレスは15秒分のペナルティを受けていたと指摘され、気付かなかったと答えた。
マルコは、フェルスタッペンと比較してペレスの獲得ポイントが大幅に不足していることに驚いている。
ペレスはこの3戦で5ポイントしか獲得していない。対するマックス・フェルスタッペンの獲得ポイントは69点だった。ドライバーズランキングで2位に位置するペレスだが、3位のルイス・ハミルトン(メルセデス)との差は、残り5戦で30ポイントと、決して安心できない状況だ。さらに、最近マクラーレンが強さを増し、連続して表彰台を獲得していることから、マルコはランド・ノリスを警戒している。ノリスは現在、ペレスとは88ポイント差だが、急激にその差を縮めつつある。
「マクラーレンにあれほど強力なドライバーがふたりいるため、(チャンピオンシップ2位の座を確保することが)危うくなってきている」とマルコは語った。
「(世界選手権)2位の座を確保できることを願っている。かなり余裕があるように思えた時期もあったが、今では差は縮まっている。この負のスパイラルを終わらせなければならない」
「チェコ(セルジオ・ペレスの愛称)はすぐにでも結果を出さなければならない。アルファタウリには3人のドライバーがいる。(リアム・)ローソンは4台のマシンのリザーブドライバーだ。つまり、いろいろなことが起こり得る」
レッドブルは、アルファタウリの2024年レギュラードライバーとして、ダニエル・リカルドと角田裕毅を選び、オランダGPのFP2で負傷したリカルドの代役を務めてきたローソンを昇格させないことを決めたものの、マルコは「ローソンはいずれF1で継続的に活動することになるというのが、論理的な帰結といえるだろう」と述べている。
レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ハミルトンが無得点だったカタール決勝で、ペレスが大量のポイントを獲得することができなかったことを嘆いた。
「チェコのレースはショッキングなものだった。ひどい週末だった」とホーナーは語った。「2位の座をしっかり固めるためのチャンスを逃してしまった」
「チェコが調子を取り戻せるように、できる限りのサポートを与えるつもりだ。君たち(メディア)は彼を叩きのめすつもりだろうが、我々は彼には能力があることを知っているし、彼がその能力を発揮するところを心から見たいと思っている」
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