メルセデス・ベンツ「Eクラス」クーペ/カブリオレがマイナーチェンジ。ダイナミックさが増したエクステリアやARナビゲーションをセットしたMBUXの採用などを敢行
メルセデス・ベンツ日本は10月5日、Eクラスのクーペ/カブリオレのマイナーチェンジモデルを発表し、同日より予約注文の受付を開始した。ユーザーへの納車は本年10月から順次実施する。
車種展開は以下の通り。
■クーペ
E200クーペ スポーツ:832万円
E300クーペ スポーツ:919万円
E450 4MATICクーペ スポーツ(ISG搭載モデル):1167万円
メルセデスAMG E53 4MATIC+クーペ(ISG搭載モデル):1305万円
大幅刷新を図ったメルセデス・ベンツ「Eクラス」が日本上陸。内外装デザインの変更や機能装備のバージョンアップで商品力を強化
■カブリオレ
E200カブリオレ スポーツ:871万円
E300カブリオレ スポーツ:956万円
E450 4MATICカブリオレ スポーツ(ISG搭載モデル):1226万円
メルセデスAMG E53 4MATIC+カブリオレ(ISG搭載モデル):1364万円
2017年にクーペ、2018年にカブリオレの新型Eクラスを発表して以来の大幅変更となる改良版のEクラス・クーペ/カブリオレは、先に日本上陸を果たしたEクラスのセダン/ステーションワゴンと同様、エクステリアのデザイン刷新や新世代ステアリングホイールの採用、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」および安全運転支援システムのバージョンアップなどが改良のメインメニューとなる。
まずエクステリアは、クーペが伝統的なプロポーションである流れるように美しいルーフラインとそのラインが流れ着く大胆で力強いリアエンドを、カブリオレがアコースティックソフトトップを閉じた際の流麗なトップデザインと開けた際の伸びやかで端正なルックスを踏襲しながら、よりシャープでダイナミックな印象に仕立て直したことが特徴である。フロントマスクは、ヘッドライトを最新のメルセデス・ベンツのスポーティモデル群に共通する、上下方向に薄く、わずかに切れ上がる造形に変更。また、ラジエターグリルは下部が広がる台形とするとともに、クローム仕上げのダイヤモンドグリルを組み込んだ。さらに、バンパー下部左右に2本のフィンを配するなど、存在感をいっそう高める。一方、リアビューはワイドな2ピースデザインのブロック状LEDリアコンビネーションランプや大型のスリーポインテッドスター、水平基調のバンパーデザインなどを採用し、よりスポーティで精悍な後ろ姿を演出した。
次にインテリアについては、メルセデス・ベンツの新世代ステアリングホイールである3本ツインスポークタイプを新設定したことがトピック。また、ナビゲーションおよびインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を、すべて手元で完結できる機能も導入する。さらに、従来はタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していたディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、新たにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを組み込んだ。
12.3インチの大型ワイドスクリーン2画面で構成する対話型インフォテインメントシステム「MBUX」の進化については、AR(Augmented Reality=拡張現実)ナビゲーションを新採用したことが訴求点。車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、行先案内の際は進むべき道路に矢印が表示される。これにより、より直感的にどの道路に進むべきかが判断できるようになった。
安全運転支援機能のインテリジェントドライブのバージョンアップも見逃せない。今回は新たに、停車時にドアを開けようとした際、後方から障害物が迫っている場合の警告機能を採用。時速2km/h以上で後方から歩行者や自転車、自動車などが近づいている場合、ドアミラー外側にある警告表示灯が赤く点灯し、さらに乗員がドアハンドルに手をかけた時は、音と表示で乗員に警告する機能を組み込んだ。
豊富なパワートレインの設定も注目ポイントだ。E200スポーツには、M264型1496cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(184ps/280Nm)+BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)/48V電気システム(モーター出力10kW/38Nm)+リチウムイオン電池(容量約1kWh)+電子制御9速ATを搭載。E300スポーツには、M264M20型1991cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(258ps/370Nm)+電子制御9速ATを採用する。
また、E450 4MATICスポーツには新たにM256型2996cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(367ps/500Nm)+ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)/48V電気システム(モーター出力16kW/250Nm)+リチウムイオン電池(容量約1kWh)+電子制御9速ATを搭載した。
一方、メルセデスAMG E53にはM256型2996cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(435ps/520Nm)+ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)/48V電気システム(モーター出力16kW/250Nm)+リチウムイオン電池+AMGスピードシフトTCT(電子制御9速AT)を搭載。駆動システムには前50:後50から前0:後100の範囲で可変トルク配分を行う4輪駆動システムのAMG 4MATIC+を採用する。また、足回りには卓越したドライビングダイナミクスと優れた快適性を同時に実現したAMG RIDE CONTROL+サスペンションをセット。さらに、縦にルーバーが入ったAMG専用ラジエターグリルや専用デザインの大型リアディフューザーおよびクローム仕上げ円形デュアルエグゾーストエンドなどを装備して、流麗なクーペ/カブリオレのスタイリングをいっそうアグレッシブなイメージへと昇華させた。
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みんなのコメント
ちょっとオプション付けたら、乗り出し1,000万円。
クルマ音痴の老人や自営業者が客層なんだろうね〜