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優勝を失う手痛い接触「奇妙な動きに見えた。話し合うつもり」とフェルスタッペン/オーストリアGP決勝

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優勝を失う手痛い接触「奇妙な動きに見えた。話し合うつもり」とフェルスタッペン/オーストリアGP決勝

 金曜日のスプリント予選を制し、土曜日のスプリントレースと予選でもトップを譲らず、6月30日に行われた決勝でもスタートから優位にレースを進めていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だったが、その最後を優勝で飾ることはできなかった。

 レッドブルの“ホーム”であるレッドブルリンクで開催された2024年F1第11戦オーストリアGP。同地で自信通算40回目となるポールポジションを獲得したフェルスタッペンは、71周で争われたレースの大半を支配していた。

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 3度のワールドチャンピオンの走りに綻びが生じたのは51周終わりに行ったピットストップだった。ここで左リヤタイヤが外れないトラブルが発生し約4秒のタイムロス。2番手ランド・ノリス(マクラーレン)に対して築いていた7.5秒のリードは、アウトラップでのミスもあり1.6秒にまで縮まる。

 その後、このふたりのトップ争いは複数回にわたってサイド・バイ・サイドのバトルが見られたが64周目のターン3で、ついに恐れていた接触が起きてしまう。後にフェルスタッペンに10秒のペナルティが下ったこのアクシデントによって、レースリーダーのクルマは左リヤタイヤがパンク。ノリスはピットに戻るもマシンにダメージを受けており、ここでリタイアとなってしまった。

 レース最終盤、パンクの影響で5番手に順位を落としたフェルスタッペンはソフトタイヤに履き替えてファステストラップ狙ったが、追加ポイントの獲得はならず。9周を除きレースの大部分をリードし続けたものの、最終的には5位の10ポイントを持ち帰るにとどまる苦いホームレースとなった。

■マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
決勝=5位(71周/71周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム→ソフト

「今日、僕たちは優勝を争うバトルをしていた。ランド(・ノリス)がターン3でアウト側に回り込もうとしていた際、左リヤタイヤが(彼のクルマ)に当たってしまった。とても暑いコンディションだったから、残念なことにタイヤはすぐにパンクしてしまったんだ」

「僕からすると奇妙な動きに見えたけれど、今回の件については見直す必要があるし、もちろん話し合うつもりだ。コーナーの形状も時々このような問題を引き起こすが、接触するのは決して良いことではない」

「しかし、今日の全体的なパフォーマンスと、クルマで抱えていた問題を見直す必要があるので僕はいま、この事件のことにフォーカスしていない」

「タイヤマネジメントがとても難しかった。(ミディアムタイヤでの)第1スティントは悪くなかったし、かなり快適に走ることができリードを拡げていたが、(ハードタイヤを履いた)第2スティントは難しかった。このスティントは少し長すぎたように思うし、その後はピットストップの問題もあった」

「チーム全体のパフォーマンスとしては期待していたものではなかったし、今回は戦略もうまく機能しなかったようだ。リードしていただけに、この結果は残念だ。来週(のイギリスGP)に向けていくつか改善すべき点があるのは間違いない。パフォーマンス、タイヤ、バランスの改善に取り組んでいきたい」

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みんなのコメント

3件
  • nab********
    マックス「奇妙な動きに見えた。話し合うつもり。」
    ランド「そう、君は奇妙な動きをしていたよ。」
  • uyt********
    非を認める事はないが言い訳ー。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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