「素直にうれしいです。今回はポイントを獲れるような週末ではなかったのに、そのなかで結果を残すことができて本当にうれしいです」
F1第12戦イギリスGPで10位入賞を果たした角田裕毅(RB)は、穏やかな表情でレース後の率直な気持ちを述べた。
角田裕毅が10位「今回ばかりは雨を歓迎。ドライなら入賞は難しかった」チームはアップデートへの注力を誓う/F1第12戦
ポイントを獲れるような週末ではなかったのに、角田がイギリスGPでポイントを獲れた最大の要因はなんだったのか? 角田はこう語る。
「レースで雨が降ったことです。僕たちはドライよりも雨のほうがペースがよかった。特に雨が降り始めたばかりのドライタイヤでの走行のときに、前を走っているクルマとギャップを詰めることができました。また、後ろに接近してきていた(アレクサンダー・)アルボンとの差も広げることができました。今シーズンはここまであまり雨に救われることはなかったんですけど、今回は雨を味方につけて、ポイントを獲得することができてよかったです」
もうひとつは、角田が見せた直感だった。
この日のシルバーストンは朝から雨が降ったり止んだりする典型的なブリティッシュ・ウェザーとなっていた。F1の決勝レース30分前にも通り雨が降り、レコノサンスラップでは角田はインターミディエイトを履いていた。しかし、雨はすぐに上がり、レースはドライコンディションでスタート。すると今度は15周目すぎから雨が降り始めた。ただし、その雨は路面を一気に濡らすほど強くもなく、ピットインするタイミングが難しかった。
そのとき、角田はレースエンジニアのマティア・スピニとこんな交信を無線で交わしていた。
「こういうのはだいたいドライバーの判断なんですけど、今回は(レースエンジニアの)マティア(・スピニ)に天気予報について聞いたら、『雨は長く降らない』と言われて、走り続けていたんです」
その状況でピットインしたのがフェラーリのシャルル・ルクレールだった。しかし、雨は強くならず、ドライタイヤのほうがペースはよかった。これで、スタート直後に11番手だった角田は、10番手へと浮上することに成功した。
ところが、23周あたりから、雨脚が強くなり始めてきた。
「だんだん雨脚が強くなってきたので、自分の判断でピットインしました。ちょうど前を走っていた(フェルナンド・)アロンソとアルボンも同じタイミングでピットインしたので、早すぎたわけでも、遅すぎたというわけではなかったと思います」
このピットストップで角田は10番手をキープ。その後、雨は上がり、角田はドライへタイヤを交換するため、38周目にピットイン。レース終盤にアルボンに抜かれたが、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がリタイアしていたため、10位でチェッカーフラッグを受けた。
モナコGP以来、4戦ぶりの入賞となった角田は、今回の1ポイントの価値をこう語った。
「今回、つかんだ自信を大切にして、これからもプッシュしていきたいです」
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