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フェラーリ、マクラーレン、ウイリアムズが2021年以降の新コンコルド協定に合意

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フェラーリ、マクラーレン、ウイリアムズが2021年以降の新コンコルド協定に合意

 フェラーリ、マクラーレン、ウイリアムズの3チームが、新たなコンコルド協定に署名したことが明らかになった。

 F1とその参戦チーム間の商業的権利などを取り決めたのが、コンコルド協定である。現在有効なコンコルド協定は今年限りでその効力が切れることになっている。そのため、来季以降の協定の内容について話し合いが行われていたが、フェラーリ、マクラーレン、ウイリアムズの3チームが新協定に署名したことが発表された。

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 この新たなコンコルド協定には、収益を各チームに、より平等に分配すること、そしてガバナンスの体制を微調整することなどが盛り込まれていると言われている。

 新たなコンコルド協定に関しては、19日がその早期合意期限になっていたとみられ、期間内に合意に至ったチームには財政的なボーナスが保証されていたとみられる。

 なお、新コンコルド協定の最終的な締め切りは8月末に設定されており、全チームがその締切よりも早くに締結することを期待されている。

 今回早期に署名したフェラーリは、ルイス・カミッレーリCEOがコメントを発表。新しいコンコルド協定がF1の安定と成長に寄与するものだと強調した。

「今後5年に渡ってF1を統制するコンコルド協定に再び署名できたことを嬉しく思う」

「新コンコルド協定はこのスポーツの成長と安定を確実なものとするための重要なステップだ。我々はFIA及びリバティ・メディアとの連携によって、究極の技術的挑戦の場としてのステータスを維持しつつ、F1をより魅力的で華やかなものにできると確信している」

「レースはフェラーリのDNAであり、スクーデリアがF1世界選手権のすべてのシーズンに参戦してきた唯一のチームであることは偶然ではない。そして今日も過去も、そしてなにより将来も、その成功における重要で不可欠な要素となっている」

 またF1のチェイス・キャリーCEOも、フェラーリの継続参戦の重要性を評価した。

「スクーデリア・フェラーリとF1は、1950年より手と手を取り合ってきた」

 キャリーCEOはそう語る。

「それはこのスポーツのDNAの一部であるため、我々はこの関係が長く続くことを嬉しく思っている」

「新たなコンコルド協定を定める道程において、常にモータースポーツの頂点をより強く、より公平に、より持続可能なものとしようとしてきたフェラーリの建設的な役割に、我々は感謝している」

「このスポーツを愛する世界中の数億人のファンにとって、F1がより魅力的で華やかなものとするために協力していくことになるだろう」

 またFIAのジャン・トッド会長は次のようにコメントを寄せた。

「フェラーリがF1世界選手権の安定した将来を保証するための3者協定である、新たなコンコルド協定に署名したことを嬉しく思う」

「モータースポーツの頂点であり、このシリーズで最も成功を収めてきたチームが長年に渡ってそうあり続けることは、自然なことだ」

 また同じく新コンコルド協定に署名したチームの一角であるウイリアムズ。チーム副代表のクレア・ウイリアムズは署名に際して次のように述べた。

「新コンコルド協定は、F1とウイリアムズの両者にとって大きく前進するための一歩です」

「このスポーツに最も長く参加しているチームのひとつとして、我々はF1レースの次の時代に向けた方向性が確認されたことを嬉しく思います」

「我々の期待はリバティ・メディアと一致しています。それは次の時代が、より公平な収入分配とコスト制限を含む新たなレギュレーションのプラットフォームの結果として、より接近しエキサイティングなレースが特徴となるということです」

「この合意はF1の発展における大きなマイルストーンであり、ウイリアムズが再びグリッド前方へ戻る旅路を続けるための、重要な機会でもあります」

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