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アストンマーチンF1、ホンダとの”提携準備”はスムーズに進行中「ホンダPUと自社製のギヤボックスを使うことで、運命を自分たちで決められるようになる」

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アストンマーチンF1、ホンダとの”提携準備”はスムーズに進行中「ホンダPUと自社製のギヤボックスを使うことで、運命を自分たちで決められるようになる」

 2026年からF1に正式に復帰することになったホンダ。そのホンダのパートナーとなるアストンマーチンのエンジニアリング・ディレクターを務めるルカ・フルバットは、ホンダとの仕事は既に始まっており、その中で非常にポジティブな兆候を感じていると、アストンマーチンF1のWEBサイトに公開されたインタビューで明かした。

 アストンマーチンは1991年に誕生したジョーダン・グランプリに端を発するF1チーム。無限ホンダ時代、そしてフォードエンジンを搭載していた時代、さらにレーシングポイントの名称でメルセデス製PU(パワーユニット)を使っていた時代に勝利を手にしたことはあるものの、自動車メーカーのワークスチームだったことはなく、タイトルには手が届いていない。

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 しかし2026年からは、F1に正式復帰するホンダのワークスチームになることが決まっている。フルバットは現代のF1において、ワークスチームであることは非常に重要であると語った。

「以前はそれほどでもなかった。しかしハイブリッド・パワーユニットが導入されて以来、ワークスチームのみがチャンピオンになっている」

 フルバットが言う通り、PUレギュレーションが導入された2014年以降は、まずはメルセデスのワークスPUを使ったメルセデスが圧倒的な強さを見せ、さらにその後はホンダ/HRCのワークスPUを使うレッドブルがシリーズを席巻している。

「我々はメルセデスから受け取っているモノに非常に満足している。しかしマシンの構造という観点から言えば、我々はメルセデスF1チームと、メルセデス・ハイパフォーマンス・パワートレインズ(メルセデスのPU部門)によって部分的に主導されている」

「我々はPU、ギヤボックス、リヤエンドの寸法を受け取る。それに基づいて、マシンの設計を適応させる必要があるんだ」

 2026年からはホンダ製PUを使うのに伴い、これまでメルセデスから供給を受けていたギヤボックスを、自社内で製造することになる。

「2026年には、ホンダのPUと自社製のギヤボックスを使う。それにより、我々は自らの運命をコントロールできるようになるはずだ。勝利のために次の一歩を踏み出したいと思うならば、これは我々がしなければいけないことだった」

 そのホンダとの協力体制は既に始まっており、計画は順調に進んでいるとフルバットは明かした。

「5月にホンダとの提携を発表して以降、非常に盛り上がっている。その発表直後にホンダと最初のミーティングを行ない、以後定期的に意見交換を行なっている」

「彼らにとってはまだ初期段階だが、2026年用エンジンの開発は急ピッチで進んでいる。アイデアを交換し合っており、彼らの反応は信じられないほどポジティブだ」

「前進するにつれて、協力関係は加速していくことだろう。期限は迫ってきており、場合によっては動けない場合もあるからね」

 2026年のレギュレーションは完全に決定したわけではないものの、フルバットはその内容は非常に刺激的であると語る。

「新しいレギュレーションは、全てが非常に刺激的だ。大きなチャンスをもたらすことだろう。現時点で決まっている内容では、チームは新しいPUを補うために、非常に空力効率の高いマシンを開発する必要がある。困難ではあるものの、どのチームも同じ状況であり、他よりも良い仕事ができるかどうかは我々次第だ」

「2026年まではあと3シーズンある。だから2024年と2025年にも良い成績を収めたいと思っている。今シーズンの残りのレースでも良い成績を収め、チャンピオンシップにおけるポジションを上げたいと思っている」

「2026年は非常にエキサイティングな年だと思うが、全てをひとつのチャンスにかけるのは間違いだと思う」

「我々は様々な部分で、組織として改善する必要がある。2026年に備えるためには、次の2シーズンで学ぶことがとても重要なんだ」

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みんなのコメント

1件
  • ブルースF
    アストンマーチン・ホンダがスタートする前、できれば2025年シーズンは、ホンダとの関係が悪いアロンソが居ない方が良い。勿論、ストロールは論外。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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