MotoGPの2021年シーズンが3月に開幕し、既に3戦が消化されたがKTMはこれまでのところ苦戦傾向にある。しかしライダーのブラッド・ビンダーは“最悪”の状況ではないと考えている。
KTMは開幕戦カタールGPではビンダーが14位、チームメイトのミゲル・オリベイラが13位とトップ10フィニッシュに失敗。続くドーハGPではビンダーが8位に入ったものの、オリベイラは15位に留まった。
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舞台をヨーロッパに移した第3戦ポルトガルでは、ビンダーは予選18番手から追い上げを見せて5位でフィニッシュ。開幕連戦からは改善してきたが表彰台争いに絡むことはできず、昨シーズン同地で優勝を飾っているオリベイラは16位に終わった。
昨シーズン3勝を挙げたKTM勢が今年苦戦している原因のひとつとして、ミシュランの今季用フロントタイヤがKTMのマシンにとって柔らかすぎる、という点があると判明している。ただビンダーは現状が“最悪”というほどのものではないと話している。
「確かに、フロントエンドに関してはまだ何かが必要だというふうに感じている」と、ビンダーは言う。
「改善できる所があると感じている。開幕からの3レースが僕らの望んでいたようなモノではなかったのは明らかだし、僕らにとって非常に厳しいものだった」
「でも重要なのは懸命に作業を続けていくことだと思うし、きっと上手くいくと思っている」
「KTMに集っている頭脳はすごく優秀だ。僕は彼らが問題を解決してくれると確信している。遅かれ早かれそうなることを願っているけど、ともかく僕らは最悪の状態にあるわけじゃない」
ビンダーは問題となっているフロントエンドの領域に関してポルトガルGPで多少改善があったという。ただKTMがラップタイムを稼ぐ上で重要となるブレーキングとコーナリングの序盤において「非常に慎重になることが必要」となってしまっていると説明する。
「柔らかいコンパウンドでは少し苦戦しているんだ。でもそれを解決できるようにバイクに作業を施している。小さいけど一歩は踏み出せたと思う」
「ただ問題としてとても慎重にならざるを得ないんだ。ブレーキングを凄くハードにかけることはできない。そうしたら(転倒してコースから)“消えて”しまうからね」
「現時点では難しい状況にある。でもバイクを機能させられるよう、適応できるように懸命に作業を行なっている」
「レースペースについては間違いなく発見できた点もあるけど、1周のペースでももう一歩踏み出すことが必要だね」
「フロントエンドを少し弄ったけど、正直クレイジーすぎるってことはない。ちょっと安定させようとしただけだよ」
「それが変更の全てで、これまでやってきたことにとても近い。自分たちの状況を受け入れて、その上で作業しているだけだ」
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