現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > マクラーレンF1のサインツJr.、空力規則の改定を歓迎も「実際に走ってみるまでわからない」

ここから本文です

マクラーレンF1のサインツJr.、空力規則の改定を歓迎も「実際に走ってみるまでわからない」

掲載 更新
マクラーレンF1のサインツJr.、空力規則の改定を歓迎も「実際に走ってみるまでわからない」

 マクラーレンのカルロス・サインツJr.は、F1に対する現在のネガティブな評価は、ファンがスピードやマシンのパフォーマンスといったF1本来の魅力から目を背ける要因になっていると考えている。

 過去数年間にわたり接近戦が減っていることで、F1に対する肯定的なイメージが損なわれつつある。そのためF1は、コース上でのショー的な魅力を強化するべく改革を進めている。

リカルド、ルノーの前にマクラーレンと交渉と明かす。「魅力的なチームだが、復活に時間がかかると判断」

 2019年シーズンには、接近戦を増やしてオーバーテイクをしやすくするために、空力レギュレーションに関する改定が行われる。

 サインツJr.自身は、日曜日の決勝レースでホイール・トゥ・ホイールの激しいバトルが見られていないことや、F1のショー的側面を改善することの必要性を否定しない。しかし彼は、将来的にはF1に対するより肯定的な考え方が広がるはずだと考えている。

「2018年の開幕戦オーストラリアGPで僕らが目にしたレース展開に対して行う、ちょっとした変化になる」とサインツJr.は語った。

「F1はまだ本当に面白いレースになったとは言えないと思う。2021年に向けて、ファンにとってもドライバーにとってもより良いショーを展開できるように、そしてF1を盛り上げるために、僕たちは努力し続けていく必要があるんだ」

「今は、レース展開やマシンについて人々が少しつまらないと感じる傾向がある。だけど実は、ここ数年のF1で過去最速タイムが出ていることをみんな忘れがちだし、そもそも誰もそのことに触れていない」

「2004年のF1マシンがどれほどすごかったのかについては誰もが語るけれど、2018年にルイス・ハミルトン(メルセデス)がF1史上最速ラップでポールポジションを獲った話を誰もしていないことを、僕は少し不安に思っている」

「2019年のマシンにはいくつか良い要素があるので、僕たちはとにかくより良いレースをしていかなくてはいけない。そうすれば、ファンは何よりもその部分を評価してくれるはずだ」

 空力レギュレーションの改訂を通して2019年のレース展開がどれほど面白くなるのかについて、まだ結論は出ていない。サインツJr.はこのレギュレーション改定が最良の結果に繋がることを望んでいるが、ドライバー自身がレースで体験してみない限り、評価を下せないことだろう。

「コースで走ってみるまでは何とも言えない。だけど僕は今回の変更を歓迎するよ。より良いレースを作り出そうとしてのことだからね」

「より良いレース作りを目的として、(F1のオーナーである)リバティ・メディアとFIAがしっかりと計画し、かつ実際に良くなるというシミュレーション結果に裏付けられているならば、ひとりのF1ファンとして、ドライバーとして、僕はこの変更を歓迎する」

「もちろん慎重に進めるべきことだし、まずはテストしてみなければわからないけれど、僕は良い取り組みだと思っているよ」

こんな記事も読まれています

333馬力を放つ『ゴルフR』『Rヴァリアント』が世界初公開。進化を続けるフォルクスワーゲン最強モデル
333馬力を放つ『ゴルフR』『Rヴァリアント』が世界初公開。進化を続けるフォルクスワーゲン最強モデル
AUTOSPORT web
大変失礼だけど[イタフラ車]だけで大丈夫なの!? しかも土地代バカ高い世田谷だよ!? 老舗ラテン系専門中古車店のビジネスの実態が衝撃
大変失礼だけど[イタフラ車]だけで大丈夫なの!? しかも土地代バカ高い世田谷だよ!? 老舗ラテン系専門中古車店のビジネスの実態が衝撃
ベストカーWeb
アロンソの“個人的な要望”から生まれたV12+6MTの限定車『ヴァリアント』がグッドウッド出走へ
アロンソの“個人的な要望”から生まれたV12+6MTの限定車『ヴァリアント』がグッドウッド出走へ
AUTOSPORT web
「失敗作の汚名挽回!!」大胆イメチェンで一発逆転!! 大成功したクルマたち
「失敗作の汚名挽回!!」大胆イメチェンで一発逆転!! 大成功したクルマたち
ベストカーWeb
ガソリンがリッター424円! 激高なアウトバーンのスタンドで給油せずに節約するためにとった方法とは?【みどり独乙通信】
ガソリンがリッター424円! 激高なアウトバーンのスタンドで給油せずに節約するためにとった方法とは?【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
フォルクスワーゲンが新型車5モデルを同時に発表|Volkswagen
フォルクスワーゲンが新型車5モデルを同時に発表|Volkswagen
OPENERS
【635ps/750Nm】トップ・オブ・新時代ディフェンダーあらわる ランドローバーからディフェンダー・オクタ発表
【635ps/750Nm】トップ・オブ・新時代ディフェンダーあらわる ランドローバーからディフェンダー・オクタ発表
AUTOCAR JAPAN
非ハイブリッドの「欧州最速」仕様 ポルシェ・カイエン GTSへ試乗 コレぞ運転を楽しめる大型SUV!
非ハイブリッドの「欧州最速」仕様 ポルシェ・カイエン GTSへ試乗 コレぞ運転を楽しめる大型SUV!
AUTOCAR JAPAN
F1パワーユニット開発に取り組むアウディ、すでにレース距離のシミュレーションも実施。他カテゴリーでの経験が大きな資産に
F1パワーユニット開発に取り組むアウディ、すでにレース距離のシミュレーションも実施。他カテゴリーでの経験が大きな資産に
AUTOSPORT web
中国からの刺客 BYD新型EVスポーツセダン「SEAL(シール)」販売開始 
中国からの刺客 BYD新型EVスポーツセダン「SEAL(シール)」販売開始 
AUTOCAR JAPAN
フォルクスワーゲン、5つの新型車を同時発表『Tクロス』『ティグアン』『パサート』『ゴルフ/同ヴァリアント』が順次発売
フォルクスワーゲン、5つの新型車を同時発表『Tクロス』『ティグアン』『パサート』『ゴルフ/同ヴァリアント』が順次発売
AUTOSPORT web
BMW、現行『4シリーズ』のクーペとカブリオレを刷新。新デザインのLEDヘッドライトを採用
BMW、現行『4シリーズ』のクーペとカブリオレを刷新。新デザインのLEDヘッドライトを採用
AUTOSPORT web
プジョー陣営のハンセンが原点“レッド”に回帰。新たな市街地戦構想にBTCC王者も興味/WorldRX
プジョー陣営のハンセンが原点“レッド”に回帰。新たな市街地戦構想にBTCC王者も興味/WorldRX
AUTOSPORT web
約550万円! トヨタ新型「86」特別モデルに予約殺到!「戦艦」モチーフの“斬新デザイン”がカッコイイ! 予想を超えた「驚きの声」とは
約550万円! トヨタ新型「86」特別モデルに予約殺到!「戦艦」モチーフの“斬新デザイン”がカッコイイ! 予想を超えた「驚きの声」とは
くるまのニュース
欧州に「本腰」入れる中国メーカー 長城汽車(GWM)が本格上陸 「嗜好」の違い課題に
欧州に「本腰」入れる中国メーカー 長城汽車(GWM)が本格上陸 「嗜好」の違い課題に
AUTOCAR JAPAN
テスラやボルボにもマッチ! プレミアム輸入車の足元によく合う鍛造削り出しのシャープなデザインがカッコよすぎるウェッズ「FZ-6」とは
テスラやボルボにもマッチ! プレミアム輸入車の足元によく合う鍛造削り出しのシャープなデザインがカッコよすぎるウェッズ「FZ-6」とは
Auto Messe Web
【MC20がベース】 今季そのまま参戦のコンペティションモデル マセラティGT2にモデナで試乗
【MC20がベース】 今季そのまま参戦のコンペティションモデル マセラティGT2にモデナで試乗
AUTOCAR JAPAN
レーシングカーのマフラー音をBGMに睡眠!? サーキット内常設キャンプ場「RECAMP 富士スピードウェイ」を一足早く“体験”
レーシングカーのマフラー音をBGMに睡眠!? サーキット内常設キャンプ場「RECAMP 富士スピードウェイ」を一足早く“体験”
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村