コロナ禍による工場の休業や半導体不足の影響によって、「○年待ち」というとんでもない納車待ちも聞かれるようになっていた最近の自動車業界。納期はいまだ長いままなのだろうか。
※本稿は2023年5月のものです
文/佐藤耕一、写真/ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年6月26日号
カローラは2か月納車可!! ジムニーは……早く乗れる即納車&短納期車情報
■2023年5月現在、納期は短縮傾向に
トヨタ カローラツーリング 納期:約2カ月待ち 価格:207万~304万8000円 Cセグでは希少なステーションワゴン。2022年10月にパワーユニットを一新
半導体不足などの影響による新車の納期遅延は、ニーズの高いハイブリッドカーこそ、まだ長い納車待ちが続きそうな状況だが、それでも以前に比べると、増産や海外向けを国内に振り向けるなどの対策によって、最近は短縮傾向にある。
トヨタは受注してから生産する方法を採用しているので、他メーカーに比べると納期が長くなる車種が多いが、ダイハツが生産してトヨタにOEM供給している車種は例外で、納期は早まっている。
軽自動車やコンパクトカーは、国内での部品供給が多いことから比較的納期は早くなっている。また、トヨタ以外のメーカーも国内での部品供給率が高いのと、人気の高いハイブリッドカーやSUVのラインナップがトヨタよりも少ないこともあって、納期が短縮しつつある。
■メーカーごとに見る2023年5月現在の納期
ホンダ フィット 納期:約2カ月待ち 価格:159万2800~266万4200円 2022年のマイチェンで内外装の質感向上。改良後は「RS」グレードも追加された
トヨタは5月中旬時点でアルファード/ヴェルファイア、ランドクルーザー、ランドクルーザープラド、ハリアー、RAV4、カローラクロス、ヤリスクロスなどがオーダーストップしている。レクサスは一部に約3カ月待ちの車種もあるが、全般的に納期は長めになっている。
日産は、セレナのe-POWER車は残価設定ローンで買うと月々の支払いが抑えれるため好評で納期が長くなっているが、2Lガソリン車のほうは2カ月程度の納期で買うことができる。
ホンダ車では、フィット、フリード、N-BOXは見込み発注している販売店が多いため、短い納期で手に入りやすくなっている。
マツダは新型車が少ないので、長期に待たされる車種は少ない。さらに、国内での部品供給率が高いことも影響していると思われる。
スズキ、ダイハツ、スバル、三菱もマツダと同様で、全般的に納期が短縮している傾向がある。また、これらの4メーカーは今秋にはさらに納期が短くなる見通しだ。
■現在も納期の長い新車は?
トヨタ クラウンクロスオーバー 納期:約8カ月待ち
今も納期が長い新車は、人気の高い上級ミニバン、ハイブリッドカー、発売後間もないSUVなどが挙げられる。
装備面も納期の影響が出ていて、パノラミックビューモニターやブラインドスポットモニター、大型ナビモニターなどの装備車は納期が長い傾向にある。搭載される半導体不足が、納期遅延の主な要因になっているためだ。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
全長4.1m級の日産「超“コンパクト”GT-R」!? 600馬力の「V6ツインターボ」搭載! 5000万円超えで「市販化」しちゃったヤバすぎモデルとは
600馬力! プーチン大統領の「すごい高級車」登場! 約7トンの「巨大ボディ」に驚きの声も! 金正恩氏に贈られた“超高級車”「アウルス セナート」に反響!
バス会社「待合室が落ち込んだので閉鎖中です」衝撃投稿に反響多数!? 「えらいこっちゃ」「北海道は異世界」バス停の無惨な風景が話題に
約160万円! ホンダ「最小&最安コンパクトカー」が人気スギ!? 全長4m以下でMTありの「爆売れ国民車」記録更新! 精悍顔の「ブリオ」インドネシアで好調
5速MT搭載! スズキが「大きなワゴンR」実車展示!「軽自動車」超えたビッグサイズに「最新技術」採用したニューモデルに反響あり!
約160万円! ホンダ「最小&最安コンパクトカー」が人気スギ!? 全長4m以下でMTありの「爆売れ国民車」記録更新! 精悍顔の「ブリオ」インドネシアで好調
“鏡”タイプの「ルームミラー」は時代遅れ!? カメラで後方を映す「デジタルミラー」なぜ人気なのか? 理由と装着時の「注意点」とは
車検の更新、「2か月前」からに拡大 2025年4月から変更 国土交通省
スタイリッシュな新型「4ドアセダン」発売! 1000台限定で「495万円から!?」 日本の道で試したBYD「SEAL」の実力とは
【今日発売】BYDシールに国内最速試乗 AWDで537ps・航続およそ600kmにして実質537万円の戦略価格
みんなのコメント
こっちが…だ。さすがベストカーさん