アウディは12月15日、大人気ビデオシリーズ『ジムカーナ』を手掛けるケン・ブロックのために用意された1台限りのEVコンセプトカー『アウディS1 フーニトロン』を世界初公開した。
この電気自動車は、アウディのアンバサダーを務めるラリードライバーで、世界的なドリフトアーティストでもあるブロックのチームが製作し数カ月以内に公開される最新ビデオ“Elektrikhana(エレクトリカーナ)”の主人公となるクルマだ。
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その外観は、アメリカの有名なヒルクライムレースであるPPIHCパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム、別名“レース・トゥ・ザ・クラウド(雲へ向かうレース)”で1980年代に優勝した『アウディ・スポーツ・クワトロS1』をモチーフに、その車両デザインが現代風にアレンジされたものとなっている。
ブロックは「このプロジェクトは僕にとって夢をかなえる」ものだと語った。
「アウディS1 フーニトロンは、アウディが1980年代にすでに有名だった多くの要素が組み合わされている。たとえば、このクルマの素晴らしいエアロダイナミクスは(当時のマシンデザインが)完全に現代的なフォルムに変換されている」
「アウディのデザイナーたちは、自分たちの過去(のクルマ)からインスピレーションを得て、テクノロジーとデザインを独自のかたちで現代のクルマに移し替えたんだ。彼らの仕事は素晴らしいものだと思う」
モデル名とスタリングの両方で、往年の名車であるスポーツ・クワトロS1を彷彿させる1台限りのEVコンセプトカーはふたつの電気モーターを備え、非常に強力なパワーを全輪駆動によって路面に伝える。シャシーはカーボンファイバー製でFIA国際自動車連盟が定める安全基準を満たしている。
車両開発はアウディスポーツがドイツ、ネッカーズルムで実施した。この地は市販のEVスポーツ『アウディRS e-tron GT』が生産されている場所でもあるため、プロジェクトには最適な場所であったという。
スタイリングは、インゴルシュタットのアウディデザインが受け持った。担当したマーク・リヒテと彼のチームにとってこれはありふれた仕事ではなく、アウディのチーフデザイナーを務める同氏は、「このプロジェクトについて最初に聞いたとき、チーム全体がすぐに奮い立った。我々のブランドのアイコンと未来を組み合わせたクルマを開発する機会を得たのだからね」と語った。
■ケン・ブロック「学ぶべき新しい発見がたくさんあった」
彼らに突きつけられた課題は非常に大きかった。「それは、S1パイクスピークを現代的に解釈したフルエレクトリックカーを作り上げるというものだ」とリヒテ氏。
「タイムラインは非常にタイトで、通常1年から1年半かかるデザインプロセスを最初の図面から最終的なデザインまで4週間で仕上げなければならなかった。私たちはつねにケン・ブロックと彼のチームと連絡を取り、集中的に意見交換を行った」
そうして完成したクルマを11月に初ドライブしたブロックは、電動化されたアウディS1モデルについて次のように語っている。
「アウディはドイツで数日間それをテストする機会を与えてくれた」
「僕はエンジンとトランスミッションを使用する多種多様なクルマに精通しているが、ここでは学ぶべき新しい発見がたくさんあった。停止状態から右足だけを使ってすぐに150km/hでドーナツターンに入っていく経験は、僕にとってまったく新しいものだったよ」
「(テストでは)クルマに慣れることに焦点を当てた。素晴らしいチームワークを提供してくれたアウディスポーツ・チーム全体に感謝している」
「アウディとのコラボレーションは僕にとって非常に特別なパートナーシップだ。このブランドとモータースポーツへの情熱が僕をラリーの道に向かわせたんだ」
「そのアウディが僕と僕のチームのためにクルマを開発してくれたことは、まさに夢のような出来事だ。フーニトロンは我々の歴史の次の章を書き、ジムカーナのストーリーを未来へと導いてくれる」
世界中のファンはまもなく、アメリカのスターの成功を“エレクトリカーナ”というタイトルのもとで目撃することになる。
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