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全長5m&1200万円超! 超高級SUV「E-HS9」日本上陸! ロールスロイスSUV並の存在感がスゴイ!

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全長5m&1200万円超! 超高級SUV「E-HS9」日本上陸! ロールスロイスSUV並の存在感がスゴイ!

■超豪華SUV上陸! ロールスロイス「カリナン」並の迫力モデルとは

 2021年1月末に日本市場への上陸が明らかになり、同年5月に晴れて日本のナンバープレートを取得した中国の高級車「紅旗」。
 
 販売が開始されたのは現代的なフォルムを持つ「Hシリーズ」のフラッグシップモデル「H9」ですが、これに続いて電動SUVや最上級リムジンなど、さまざまなモデルが日本市場へ導入されることがわかりました。

【画像】中国の最上級SUVがスゴイ! 豪華過ぎる内外装などを見る!(85枚)

 紅旗は、1958年に中華人民共和国で最初に誕生した国営自動車メーカー「第一汽車」の最高級車ブランドで、60年以上にわたって中国の要人たちに愛されてきました。

 そのなかでH9は、2020年8月に中国で発表された新しいセダンタイプの高級車で、発売前から中国全土で大変な人気となっており、とくに、最近になってデリバリー体制が整った3リッターモデルは各地で「奪い合い」のような状態が続いているとのこと。

 日本においては2021年1月27日に中国のSNS「微博(ウェイボー)」にて、「紅旗・H9が2月に日本へ上陸すること」を示唆するティザーイメージ数枚と日本での価格表が出回り、たちまち話題となりました。

 その後、本当に2月に試験用と広報用の3台が上陸。日本でナンバープレートを取得するために必要な「排出ガス試験」や「加速走行騒音試験」などの試験を順調にクリアし、5月には保安基準への適合も済ませ、日本のナンバープレートが装着されました。

 そしてこのH9に続き、電動SUVの「E-HS9」が日本市場に導入されることが決定しました。

 E-HS9は、同ブランドが展開するSUVのなかでも最上位に位置するモデルです。

 2019年のフランクフルトモーターショーにて、紅旗初のスーパーカーである「S9」と同時にコンセプトモデルが発表されました。

 当初は「E115」コンセプトという名前でしたが、2020年9月の北京モーターショーにて量産モデルが発表され、E-HS9という正式名称も与えられています。

 名前についている「E-」は純粋な電気自動車を表しています。紅旗が展開するそのほかのSUVには「E-HS3」、「HS5」、「HS7」がありますが、EVモデルには名前の前に「E-」が付与されます。

 E-HS9のボディサイズは全長5209mmx全幅2010mmx全高1731mmとなり、同じくラグジュアリーSUVであるロールスロイス「カリナン」の全長5341mmx全幅2164mmx全高1835mmと比べると、少し屋根の高さが抑えられていて若干スポーティな印象を与えます。

 エクステリアは、H9の特徴的なフロントグリルをさらにインパクトが強いデザインに仕立てており、巨大なボディから放たれるオーラは凄まじいものがあります。

 E-HS9のバッテリーは、84kWhと99kWhの2種類が用意され、それぞれNEDC方式での航続距離は460kmと510kmです。

 グレードは7人乗りの「旗悦版」、6人乗りの「旗享版」と「旗暢版」、そして4人乗りの「旗領版」の4つを用意。

「旗悦版」と「旗享版」には84kWhのバッテリーが搭載され、残るふたつのグレードには99kWhのバッテリーが搭載されています。

 モーターはすべてのグレードで前後に配置されているツインモーターの構成となっていますが、84kWhモデルがふたつとも出力160kWのモーターなのに対し、99kWhモデルは後ろのモーターだけ出力245kWを搭載するなど異なる仕様です。

■最高級電気SUV「E-HS9」の価格はいくら?

 E-HS9は、単にゴージャスな見た目と最高級のインテリアを持つだけでなく、最新の安全装備や運転支援技術を搭載しており、自動運転においては全グレードともにレベル2+相当の装備が用意されています。

 現代の高級車には標準的な装備となっている「レーンキーピングアシスト(LKA)」や「ブラインドスポットモニター(BSM)」、「衝突被害軽減ブレーキ」などの基本的な装備のみならず、自動駐車機能や飛び出してくる歩行者に対する警告装置なども搭載。

 上級グレードでは、運転手のわき見や眠気、居眠りなどを検知する「ドライバーステータスモニター(DSM)」も搭載しています。

 E-HS9の中国本国での価格は、「旗享版」が50万9800元(邦貨換算 約868万2400円)、「旗暢版」が53万9800元(約919万3000円)、「旗悦版」が63万9800元(約1089万6400円)、そして最上級の「旗享版」が72万9800元(約1242万9200円)です。

 ちなみにH9の価格帯は、30万9800元から53万9800元(約527万6200円から約919万3300円)となっているので、価格帯を見ればE-HS9のほうがより高額なのがわかります。

 気になる日本での価格は未だ正式には公表されていませんが、輸入費用や登録費用などを考慮すると、中国本国の販売価格にプラス100万円から150万円ぐらいが上乗せされるでしょう。

 紅旗は2020年12月のUAE(アラブ首長国連邦)から、2021年1月の韓国、2月の日本と、全世界に向けて販売を拡大している最中ですが、5月にはサウジアラビアでもH9やE-HS9の販売が開始され、砂漠を走る超豪華SUVとして石油王たちからの人気も集めそうです。

 なお、上陸を予定しているのはE-HS9だけではありません。H9のロングホイールベースモデルとなる「H9+」や、最上級リムジンとなる「L5」も上陸予定です。H9+とL5については続報をお楽しみに。

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