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接触リタイアにノリス「あれ以上どうしようもできない」ピアストリは2位にがっかり/オーストリアGP決勝

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接触リタイアにノリス「あれ以上どうしようもできない」ピアストリは2位にがっかり/オーストリアGP決勝

 レッドブルリンクで行われた2024年シーズン3度目のスプリントで、ふたりのドライバーを表彰台に送り込んだマクラーレン。この名門チームは、6月30日に実施されたF1オーストリアGPの決勝でその再現を狙い見事、オスカー・ピアストリが2位を獲得した。一方、レッドブルのマックス・フェルスタッペンと優勝争いを繰り広げたランド・ノリスは、接触ののちリタイア(20位完走扱い)に終わった。

 自身4度目となるポディウムフィニッシュを飾ったピアストリは、予選でのトラックリミット違反により3番手のポジションを失い7番手から決勝レースに臨んだ。スタート直後、彼はターン1でシャルル・ルクレール(フェラーリ)と接触しながらも順位をキープ。序盤のうちにターン6でセルジオ・ペレス(レッドブル)をかわして6番手に浮上した。

2年ぶり、2勝目のラッセル「信じられない! ふたりの激しいバトルが見えた。3番手を守ったことが決定的な要素」

 レース後半の51周目、2度目のピットストップでハードタイヤからミディアムタイヤに戻したピアストリは5番手となる。同じラップにピットインしたチームメイトのノリスは、スタートから一貫して“ターゲット”としてきたフェルスタッペンとのギャップを縮め、バトルに持ち込む。

 終盤の65周目、ターン3で首位フェルスタッペンと2番手ノリスが接触。フェルスタッペンは左リヤタイヤがパンクしただけだったが、ノリスは右リヤタイヤに加えマシンにもダメージを受けており、ここでリタイアとなってしまった。ノリスのリタイアは今シーズン初めてだ。

 一方、トップ2が脱落したことで3番手に順位を上げたピアストリは、先行するカルロス・サインツ(フェラーリ)をコース上で攻略して2番手に。さらに、トップに立ったジョージ・ラッセル(メルセデス)を追いかけたが周回数が足りず、最終的に2位でレースを終えることとなった。

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
決勝=2位(71周/71周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム

「F1での表彰台はこれで4度目だ。だけど、初優勝まであと少しだったのは、ちょっぴり痛かったね!」

「もちろん、とてもいいポジションだしポイントを稼ぐことができた。レース後半はとても力強い走りができたから、全体的には表彰台に上がれたことに満足している。ただ、これだけ(トップと)近いとがっかりせずにはいられないのも正直なところだ」

「来週はシルバーストンに行くことになるが、あのコースではいつも楽しんでいるし、昨年のグランプリの良い思い出がある。チームにとってはホームレースだし、もう一度トップグループに食い込めることを願っているよ」

■ランド・ノリス(マクラーレン)
決勝=20位(64周/71周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム

「タフなレースだった! 前半はペースがつかめなくて苦労したが、最終スティントではペースが上がり非常に力強い走りができた」

「優勝を狙って、接触を避けようとしながら何度もトライしたのだけど、悔しいことにマックス(・フェルスタッペン)にぶつけられてしまい、その時点で僕のレースは早めに終わってしまった。あれ以上はどうしようもできなかったよ」

「今週末、チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。おかげで接触するまではとても強力なレースができた」

「残念だし痛いけど、次に進むしかない。シルバーストンで、地元のファンの前でレースをするのが楽しみだ。トリプルヘッダーを最高のかたちで終えるために、また力強い結果を目指して戦うつもりだ」

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