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Moto3オーストラリア決勝:ダラ・ポルタ優勝で“戴冠”を彩る。鈴木竜生、悔しい4位

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Moto3オーストラリア決勝:ダラ・ポルタ優勝で“戴冠”を彩る。鈴木竜生、悔しい4位


 MotoGP第17戦オーストラリアGPのMoto3クラス決勝が行われ、Leopard Racingのロレンソ・ダラ・ポルタが優勝。Moto3クラスのタイトル獲得を決めた。

 決勝レースは気温15度、路面温度19度、上空は曇り空に覆われたコンディションでスタートを迎えた。

■MotoGPオーストラリア予選:ビニャーレス、0.5秒大差のPP獲得。マルケス3番手

 レースが始まるとポールスタートのマルコス・ラミレス(Leopard Racing)が良い蹴り出しを見せてホールショットを奪う。後方からロマーノ・フェナティ(VNE Snipers)とトニー・アルボリーノ(VNE Snipers)が好スタートを決めて一気に先頭集団にまで浮上した。

 オープニングラップを終えると先頭はフェナティが奪い、アロン・カネット(Sterilgarda Max Racing Team)がそこに続いた。一方ポジションを落としてしまったのが鳥羽海渡(Honda Team Asia)と鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)だ。それぞれ10番手、20番手まで後退した。

 そして3周目、カネットがターン1で転倒を喫してしまった。アウト側からオーバーテイクを仕掛けようとしていた矢先に、フロントタイヤのグリップを失う形だった。ランキング2番手のカネットが転倒したことで、ダラ・ポルタは12位以上でフィニッシュすればタイトル獲得が決まることになった。

 先頭集団は目まぐるしくオーダーが入れ替わり、ダラ・ポルタがトップに。しかし集団は20台以上の団子状態であり、なかなか後続を引き離すことができない。

 5周目、一時はポジションを下げていた鳥羽が追い上げ、一気に3番手に浮上。そのままジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)もかわして2番手とした。

 鳥羽は6周目にターン4にかけてスリップストリームを上手く得ると、イン側からダラ・ポルタをパス。トップに躍り出た。

 しかホームストレートに戻ってくると、スリップストリームを使ったライバルに並ばれてしまい、一気にポジションを7番手まで落としてしまった。その後ろでは追い上げてきた鈴木が9番手と上位に迫りつつあった。

 そんな状況の中、再度鳥羽が先頭を奪い、鈴木も3番手までポジションを上げてきた。

 だがその並びも長くは続かない。ダラ・ポルタが次周に先頭を奪うとそのまま最速タイムを刻んでペースアップ。しかしアンドレア・ミーニョ(Mugen Race)、ビンダーといった後続を大きく離すことができず、結局集団は数珠つなぎのままだ。

 残り10周、一時は鈴木が先頭に立つシーンもあったが、またダラ・ポルタにトップを奪われてしまった。

 ダラ・ポルタが先頭のまま残り5周に突入。フェナティと鈴木がそこに続いた。

 残り3周、鳥羽とミーニョがターン4でクラッシュしてしまった。トム・ブース-アモス(CIP Green Power)のリヤに接触してしまった鳥羽が挙動を乱し転倒したことが原因のようだ。

 鈴木やフェナティは何度もダラ・ポルタをかわそうとするが、安定的にトップを維持することができず、結局トップはダラ・ポルタのままラストラップへと突入した。

 鈴木はターン4で前に出ると、一瞬体勢を崩しながらもトップを維持。しかしターン9でダラ・ポルタ、アレナスにかわされてしまい、3番手にポジションを落として最後のストレートに突入した。

 そしてダラ・ポルタがライバルを抑え先頭でフィニッシュ。2019年シーズンのタイトル獲得を優勝で決めた。2位は優れた加速でふたつポジションを上げたラミレス、3位にはアレナスが入った。

 鈴木は最後の最後まで表彰台圏内につけていたが、ホームストレートでラミレスに交わされたことで、日本GPから2戦連続の4位となってしまった。

 その他の日本勢は、22番手スタートから追い上げ、先頭集団でレースを進めた佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が7位、小椋藍(Honda Team Asia)が14位、真崎一輝(BOE Skull Rider Mugen Race)が17位でレースを終えた。

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