eトロンGTがフェイスリフト
ドイツの自動車メーカーであるアウディは、EVのeトロンGTの改良型を2024年に投入する。内外装に手が加えられるほか、パワートレインも強化される見込みだ。
【画像】アウディの頂点に立つ電動グランドツアラー【eトロンGTの改良型プロトタイプと現行型を写真で比較】 全33枚
今回、改良型のeトロンGTのプロトタイプがドイツで目撃された。デザインを隠すカモフラージュは少なく、開発の最終段階に入っていると予想される。外観的には、来年発売予定の新型SUV、Q6 eトロンとの共通点も見られる。
また、フォルクスワーゲン・グループ内の兄弟車であるポルシェ・タイカンに倣い、空力性能に優れたフロントおよびリアバンパー、フロントグリル、新デザインのアルミホイールが採用される。
フェイスリフトとしては珍しく、前後のライトデザインは変わらないようだ。リアエンドを見ると、ディフューザーの存在感がより際立っており、大型のサイドブレードでバンパー付近の空気を整えている様子が窺える。
このプロトタイプはレッドのブレーキキャリパーとフロントの冷却開口部を備えていることから、高性能モデルのRS eトロンGTではないかと考えられる。
現行型のRS eトロンGTは最高出力646psを発生し、0-100km/h加速は3.3秒とされているが、今回の改良ではポルシェ・タイカン・ターボSと同じ最高出力761psのパワートレインが搭載される可能性がある。
現時点では、93kWhバッテリーの改良を示唆する情報はほとんどないが、最長480kmの航続距離をさらに改善するために効率性に関するアップデートが施される可能性が高い。
プロトタイプでは確認できなかったが、インテリアも一新されると見られている。新型Q6 eトロンのように、デジタル機能と使いやすさに焦点を当てた「人間中心」のMMIインフォテインメント・システムが導入されるだろう。
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みんなのコメント
いくら動力性能が良くても、EVには内燃機関の官能性が無い。