■J・レイが今季3勝目を記録
SBK第3戦ポルトガル大会のレース1が8月8日にアルガルベ・インターナショナル・サーキットで開催されました。
MotoGP ゼッケンナンバーよもやま話 その1 見かけなくなった栄光のゼッケン“1”
ポルトガルの起伏に富んだ4.592kmのサーキットで開催された同レースでは、5度の年間チャンピオンを獲得しているJ・レイ選手(カワサキ・レーシング・チーム)がポールポジションからスタートし、先頭をキープ。
2位のT・ラズガトリオグル選手(PATAヤマハ)に5.142秒差、3位のM・ファン・デル・マーク選手(PATAヤマハ)に7.029秒差をつけ、王者の貫禄を見せつけました。
なお、今回の勝利により、カワサキ・レーシングチームは1988年のFIMスーパーバイク世界選手権参戦以来、通算150回目の優勝となっています。
レースを終えた選手たちは以下のようにコメントしています。
■J・レイ選手(カワサキ・レーシング・チーム)
「今日は素晴らしい週末でした。レースに集中して臨んだし、夏の間に行ってきたリスタート前の『プレシーズン』での作業は、特に暑い環境の中では本当に良かったと思います。タイヤの落ち込み具合を把握して、それに応じて自分のポジションを調整することができました。
後続との差が広がっている時は、本当に楽しいレースになりました。今日はNinja ZX-10RRの良さを最大限に引き出すことができたと思います。今週末に20周連続で走ったのは初めてだと思うので、明日のレース2に向けて勉強になりました。レースが終わってみれば、明日に向けて改善すべき点がいくつか残っています。全体としては、とてもポジティブな一日でした」。
■T・ラズガトリオグル選手(PATAヤマハ)
「2位でフィニッシュできたことには満足していますが、明日のレース2では何か違うことを探すことになるかもしれません。ジョニー(J・レイ選手)と一緒に行こうとしたが、今日は彼がとても速かったので、無理でした。でも、表彰台に上がれたこと、2位になれたこと、ポイントを獲得できたことには満足しています。
時にはハードブレーキングで追い上げようとしましたが、十分ではありませんでした。明日は別のセットアップでR1を走らせて優勝争いをしたいと思います」。
■M・ファン・デル・マーク選手(PATAヤマハ)
「やっと通常のコンディションで表彰台に戻ってきたことを嬉しく思わなければなりません。今朝のフィーリングは良かったですが、レースでは、正直なところ、序盤からフロントのフィーリングに少し苦戦しました。他の人よりも遅れてブレーキをかけることができず、ニュートラルに入ってコースアウトしてしまいました。
その後は落ち着いて走ろうと思っていたのですが、気温が上がってくるとバイクの調子がかなり変わってきて、朝のような良い感じにはなりませんでした。でも一歩一歩、トップに近づくことができたので、最終的には表彰台に戻ることができて良かったです。結果を見れば、ヤマハのマシンは素晴らしい仕事をしてくれているし、マシンは速いですが、まだ優勝するには至っていません。特に気温が上がってきたときには、トラクションとフロントのフィーリングをもっと見直さなければならないでしょう」。
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