注目されるアルミホイールだけに汚れも目につきやすい
洗車に絶好の夏が来た。長い梅雨の間、「どうせ濡れるから」とあまり洗車を行わなかった人は、とくにこれからの季節、愛車を長持ちさせるためにもぜひ洗車をしたいものだ。
愛車を労わるつもりが逆効果に! 「よく晴れた日に洗車」がNGな理由
洗車といえば、アルミホイールの洗浄もきっちりやりたいことのひとつ。ホイールはクルマのスタイルに大きく関わるパーツだけに、きれいにするだけで愛車がグッと引き立つ。 アルミホイールの洗い方にも、実はいくつかポイントがある。重要なのは、ブレーキダストが付着していた場合。ブレーキダストは制動時にパッドとローターが摩擦することで出る鉄粉。そのままにしているとホイールの塗装面を傷め、サビの原因になる。そこでここではおすすめのホイール洗浄法をお伝えする。
ポイントは汚れを浮かせてから取り除くこと
アルミホイールの洗浄は、できれば手洗いで行いたい。洗車機にかけると、使われている洗剤やブラシにより、塗装面に傷がつく場合もあるからだ。洗い方といっても、基本はボディと同じで特別なことはない。手順は以下の通りいたって当然の流れだ。
1.水で汚れを洗い流す
2.柔らかい布で手洗い
3.乾いた布やタオルでカラ拭きする ちょっとした注意点やポイントさえわかっていれば、さらに問題なく簡単にできる。そのあたりをあげてみよう。
まず、アルミホイールに水をかけて、全体的に汚れを浮かせるようにして洗い流す。次は、表面に傷を付けないように、できるだけ柔らかい布やタオルを水で濡らして、丁寧にホイールを手洗いする。泥汚れはもちろん、黒くなったブレーキダストなどを落としていく。汚れがひどかったり、油分が付着している場合などは、食器用などの中性洗剤をバケツなどに入れ水で薄めて、布などに付けて洗うといい。
スポークの隙間にこびりついた汚れを丁寧に落とす
この時に気をつけたいのが、ホイールのスポークとスポークの間に付いているブレーキダストなどの汚れ。とくにメッシュタイプなどディスク面に細かいデザインが入ったホイールは、隙間に汚れが溜まっていることが多い。 一方、洗うときは、隙間に手や指が入れづらいため、ついつい適当にやりがちだ。だが、隙間にブレーキダストなどが溜まっているといずれ固着し、前述の通りサビなどの原因になる。布などが入れづらい箇所は、例えば割り箸などの細い棒状のものを布に巻き、隙間に差し入れて汚れを落とすのも手だ。この時にガシガシと擦ると傷が付くので、やさしく丁寧にこすることだ。
再び水で全体を洗い流した後、乾いた布やタオルで丁寧にカラ拭きする。水分が残ったままだと、水垢の原因になる。仕上げに最近人気のガラスコーティング剤を塗れば完璧だが、ホイール用を使わないと成分によっては耐久性がないので注意しよう。
こまめにやるのがコスパもベスト
以上を2週間に一度など短い期間内でこまめに行っていれば、走行距離にもよるが、ブレーキダストの固着は起こりにくい。また、短期間で洗うことで、汚れのこびり付きも弱いので落ちやすく、作業時間も短くすむ。もし1カ月以上など長い期間ホイールを洗っていない場合は、ダストや汚れが落ちにくくなっている可能性もある。鉄粉除去もできる市販のホイールクリーナーなどで、より念入りに洗浄する必要があるだろう。 だがコスト面も考えると、一番いいのはやはり定期的な洗浄。リーズナブルにホイールのコンディションを良好に保つ最大のメンテナンス法なのだ。
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みんなのコメント
特に輸入車は高速域までカバーするパッドだからダストがひどいので、日本の法規に合わせた効きとダストのバランス取れたパッドが有効。
本気出すなら外した方が早いこともある。
特に国産車みたいにハブからボルト生えてるのは。