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アルファタウリのトスト代表、アメリカGP好結果の角田裕毅とチームを賞賛「3連戦の真っ最中……チームにモチベーションを与えてくれる、重要な結果だ」

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アルファタウリのトスト代表、アメリカGP好結果の角田裕毅とチームを賞賛「3連戦の真っ最中……チームにモチベーションを与えてくれる、重要な結果だ」

 アルファタウリのフランツ・トスト代表が、角田裕毅が2ポイントを獲得したF1アメリカGP後にコメントを発表。角田の活躍を賞賛するとともに、チームの今後に向けてのモチベーションにつながると語った。

 サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行なわれたF1アメリカGPで、アルファタウリの角田が力強い走りを見せ、10位入賞を果たした。角田の入賞は前を行くマシン3台がリタイアするという幸運もあったが、レース終盤後続に20秒以上の差をつけていたということを考えれば、中団グループから頭ひとつ抜け出した、優れたレースペースを見せていたと言えるだろう。

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 その力強いペースが功を奏し、レース最終盤には順位を落とすことなくピットストップを行ない、新品のソフトタイヤを装着……これにより最終ラップでファステストラップを記録し、ボーナスポイント1も手にした。コンストラクターズランキング最下位脱出を目指すチームとしては、貴重すぎるポイント獲得となった。

 レース後、アルファタウリのトスト代表もプレスリリースにコメントを寄せた。今季限りで退任することが決まっているトスト代表がコメントすることは、最近は稀。プレスリリースに彼のコメントが載るのは、夏休み前のベルギーGP以来のことである。

「入賞に戻ることができたので、今日は非常によかった」

 トスト代表はそう語る。

「ユウキは2ストップを、ダニエル(リカルド)が1ストップを目指していた。そしていずれのマシンも、新品のミディアムタイヤを履いてスタートしたんだ」

「ユウキはスタート直後に周(冠宇/アルファロメオ)に抜かれたが、すぐにポジションを取り戻した。そして常にトップ10付近で走った」

「彼は速かったので、最初のスティントを延ばすことにした。そして17周目にピットインし、新品のハードタイヤに交換した。彼はそのタイヤで少し苦労し、アンダーステアがあると報告してきた。そのため、我々はあまり長く走らせることをせず、新しいミディアムタイヤに履き替えるべくピットに呼び込んだ」

 トスト代表曰く、この戦略はアストンマーチンを抑えるためのモノだった。しかしアストンマーチンは、決勝に向けてセッティングを変更したことで速さを取り戻し、ピットレーンスタートから猛烈に追い上げていた。

「この戦略は(フェルナンド)アロンソを抑えるためのものであり、うまく機能した。ピットストップを終えたユウキは前に出ることができたが、アストンマーチンの2台が速すぎたため、アロンソと(ランス)ストロールに抜かれてしまい、ユウキは11番手まで後退したんだ」

「その後アロンソがリタイアしたことでユウキは10番手に浮上した。ユウキは(ウイリアムズのアレクサンダー)アルボンよりも約20秒リードしていたため、チームは新品のソフトタイヤを履かせるために彼を呼び戻すことにした」

「彼はファステストラップを記録し、チームは2ポイントを獲得することができた。この数戦、不運に見舞われてポイントを獲得できていなかったから、重要な結果だ」

 角田のドライビングもあるが、今回のグランプリでAT04は力強いパフォーマンスを発揮した。トスト代表は、投入したアップデートが効果を発揮していると、チームの仕事ぶりを賞賛した。

「我々が投入しているアップグレードは上手く機能しているようだ。今回投入した新しいフロアにより、パフォーマンスは向上している。空力部門は良い仕事をしてくれた」

「チーム全体もよくやった。このレベルを、シーズン終盤まで維持できることを願っている。この2ポイントは、3連戦においてチームに前進する力と次のレースへ向けたモチベーションを与えてくれる。チーム全員にとって非常に重要なポイントだった」

 なおレース後、2番手でフィニッシュしたルイス・ハミルトン(メルセデス)と6番手でフィニッシュしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)がテクニカルレギュレーション違反により失格となった。その結果角田は8位に繰り上がり、ファステストラップのボーナスポイントと合わせて5ポイントを獲得することになった。

 アルファタウリは依然としてコンストラクターズランキング最下位ではあるものの、9番手のハースとの差は2ポイントにまで縮まった。残り4レースでランキング最下位脱出の可能性も見えてきたと言えるだろう。

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