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どこが同じ? 何が違う? スバル全車の特徴をイッキ解説!

掲載 更新 15
どこが同じ? 何が違う? スバル全車の特徴をイッキ解説!

車種別・最新情報 [2023.07.31 UP]


どこが同じ? 何が違う? スバル全車の特徴をイッキ解説!

現行スバル車一覧で見る価格分布/心地よい走りと先進技術の現在

SUBARU 現行8車ポイント解説
OEM車を除いたスバルの国内ラインナップは現在8車。各車のポイントをピックアップしてお伝えする。

●文:川島茂夫


レヴォーグ
●価格:310万2000~482万9000円
●発表日(最新改良):'20年10月15日('22年11月24日)
《ステーションワゴン》【1.8ℓターボ:4WD】【2.4ℓターボ:4WD】

電制サスの威力を実感、「e-Tune」も選択可能に
 ツーリングワゴンの血統というべきスポーティワゴンとして開発されている。全車ともターボを搭載し、1.8ℓと2.4ℓモデルが設定されている。グレード展開ではGT系とSTI系の2系統で展開するが、STI系がスポーツ性に大きく偏っていないのが注目。STI系にはスバル初となる電子制御サス(ZF社製)が採用され、走行モード切替により乗り心地も操安性もGT系以上とすることが可能。また、「e-Tune」と命名された制御プログラムのアップデートサービスも展開。スバル新世代のファントゥドライブと高速ツアラーとしての信頼感を両立したモデルである。


スバルにとってスポーツワゴンの内装はお手のもの。縦型の大型センターディスプレイは現行レヴォーグが初採用だった。

CB18

FA24

新開発の1.8ℓターボ「CB18」と2.4ℓターボ「FA24」を搭載。ミッションはともにCVTの「リニアトロニック」だ。

ハードはそのままに制御ソフトを変更して新たな乗り味を得る「e-Tune」。ディーラーオプション扱いなので後付けも可能だ。

WRX S4
●価格:400万4000~482万9000円
●発表日(最新改良):'21年11月25日('22年11月24日)
《セダン》【2.4ℓターボ:4WD】

スバル4WDスポーツの最新&最高峰の走りを味わえる
 スバル・スポーツを象徴するモデル。レヴォーグのセダンバリエーションとも言えるのだが、エアロチューンやクラッディングによってレヴォーグとは嗜好の異なるハードなスポーツモデルに仕立てられている。搭載エンジンは2.4ℓターボのみの設定で4WDシステムには差動制限を電子制御化したセンターデフ方式を採用する。GT系とSTI系の構成となり、STI系にはレヴォーグ同様にZF社製の電子制御ダンパーを採用するが「e-Tune」はまだ設定されていない。レヴォーグより引き締まったサスチューンを採用するが性能面での汎用性は同等と考えていい。


基本造形はレヴォーグと同様だが、シートやパネル加飾などを独自の仕立てとしてよりハードなイメージを演出している。

クラッディングはSUVのような保護パーツとしてではなく、微細な表面加工などによる整流を狙った空力パーツとして採用された。

インプレッサ
●価格:229万9000~321万2000円
●発表日(最新改良):'23年4月20日(未実施)
《ハッチバック》【2ℓNA:FF/4WD】【2ℓe-BOXER:FF/4WD】

タウンからツーリングまでこなすエントリーモデル
 ハードウェアや車体骨格ではクロストレックの姉妹車となるが、スバルオリジナルモデルのエントリーに位置するモデルらしい手頃感のある価格設定が見所。また、ベーシックモデルの排気量を先代の1.6ℓから2ℓに変更している。なお、NA2ℓモデルはインプレッサのみに設定される。キャビン実用性はレヴォーグのショートワゴン仕様にも喩えられ、タウン&ツーリングの両面でバランスの取れたパッケージングだ。走行性能面の見所はパワーフィールの心地よさと同乗者にも優しいフットワーク。スペック的には少々地味だが、品よくスバル車らしさが楽しめる。


水平基調で機能的なコックピット。レヴォーグ等と同様の縦置き大型センターディスプレイをグレード別設定で新たに採用した。

広角単眼カメラを加えた最新仕様のアイサイト。上位モデルに先駆けてクロストレックとともに搭載。

クロストレック
●価格:266万2000~328万9000円
●発表日(最新改良):'22年12月1日(未実施)
《SUV》【2ℓe-BOXER:FF/4WD】


スバルらしい悪路対応力を備えるフレンドリーSUV
 現行型から車名を変更しているが、XVのFMCモデルである。いささか乱暴な比喩ならインプレッサにフォレスターの足回りと4WD機能を移植したモデル。車体骨格及びキャビン実用性はインプレッサと共通であり、乗降性や車体周辺死角などのSUVハンデがほとんどない。悪路対応型の専用サスを採用しているが、運転感覚や乗り心地も一般乗用車とさほど変わらない。搭載パワートレーンはe-BOXERのみだが、全グレードにFWDとAWDを設定。高い悪路踏破性を必要としなければ外観の趣向の異なるインプレッサとして選択できる車種展開となっている。


インプレッサとの主な違いはシートやパネル等の加飾や仕上げの部分。4WD車はX-MODEのスイッチなども追加される。

荷室容量はインプレッサと同等。荷室照明や各種のフック類など、細かい部分まで実用的な装備が特徴だ。

フォレスター
●価格:299万2000~363万円 ※在庫限り
●発表日(最新改良):'18年6月20日('22年8月25日)
《SUV》【2ℓe-BOXER:4WD】【1.8ℓターボ:4WD】

SUVの本領発揮! アウトドアで抜群の活躍を見せる
 SUVの主軸となるのがミドルクラスであり、フォレスターは同カテゴリーの基本コンセプトに忠実なモデルである。220mmにもなる最低地上高や泥濘深雪モードも備えたX-MODEにより乗用車プラットフォームSUVではトップレベルの悪路踏破性を確保。室内高に余裕を持たせたパッケージングの採用などアウトドア趣味のレジャー用途への適性をバランスよく高めている。パワートレーンはe-BOXERと1.8ℓターボが用意されているが、e-BOXERは車格や適応用途に対して余力が少なめ。実用域からトルクフルな1.8ℓターボがツーリング&レジャー用途として汎用性に優れている。


'18年発売なので'20年のレヴォーグ以降とは基本デザインが異なる。中央上部のディスプレイには車体傾斜角等を表示可能だ。

高機能なX-MODEを搭載するなど、クロスオーバーSUVとして屈指の悪路対応力が魅力のひとつとなっている。

レガシィ アウトバック
●価格:414万7000~429万円
●発表日(最新改良):'21年10月7日('22年9月8日)
《SUV》【1.8ℓターボ:4WD

アイサイトX標準搭載! プレミアムなフラッグシップ
 プラットフォームにはSGPを採用してるが、車体サイズやホイールベースは他のスバル車よりひと回り大きく、乗用車プラットフォームSUVでは最上級クラスに位置。プレミアムSUVとなるが、同クラスではアウトドア志向の強いキャラや実用装備を備えているのが見所のひとつ。レガシィのバリエーションであってもSUV濃度は濃い。搭載パワートレーンは1.8ℓターボのみ。低回転から太いトルクを発生し、ドライバビリティに優れたターボによりサイズも車重もあまり意識しないで済む。ツーリングとアウトドアレジャーをゆったりと楽しむモデルである。


寸法的な余裕と素材の質感が相まって、プレミアム感&くつろぎ感の高いキャビンを形成。利便・快適装備もフル搭載される。

特定条件下でハンズフリー走行も可能なアイサイトX。疲労軽減や安全性/快適性向上に寄与する。

BRZ
●価格:308万~343万2000円
●発表日(最新改良):'21年7月29日('22年5月26日)
《クーペ》【2.4ℓNA:FR】

サーキットからツーリングまで楽しめるFRスポーツ
 トヨタとの協業開発モデルだが、水平対向エンジンの特徴を活かしたFRレイアウトを採用。スバル色の濃いFRスポーツモデルとも言える。基本走行ハードをGR86と共用するが、リヤサス構造設計及びサスチューニングはBRZ専用となっている。搭載パワートレーンは同車専用となる高回転型のNA仕様2.4ℓ。高回転を利して速さを稼ぐスポーツ感覚と軽快なエンジンフィールが特徴だ。フットワークは加減速を用いた姿勢変化などFRスポーツらしいものだが、GR86と比べるとトラクション重視型のハンドリング特性で、乗り心地もツーリング寄りになる。


低く据えられたホールド性の高いシートやメカニカルなコックピットにより、スポーツカーを操る高揚感がかき立てられる。

水平対向エンジンならではのパッケージングにアルミルーフなど、低重心化を徹底。

ソルテラ
●価格:594万~682万円
●発表日(最新改良):'22年4月14日(未実施)
《SUV/BEV》【モーター:FWD/4WD】

モーター駆動となってもスバルらしい走りの質は健在
 トヨタとの協業によって開発されたSUV。プラットフォームはe-SGPとされるがトヨタではe-TNGAと呼称される。つまりBEV専用の新開発プラットフォームである。駆動方式はFWDとツインモーター式のAWDの2タイプを用意。パワースペック及び満蓄電航続距離はトヨタのbZ4Xと同等。安全&運転支援機能はアイサイトではなくトヨタ系のセーフティセンス、コネクティッドサービスはTコネクトを採用するなどトヨタ色の濃い設定だ。ただし、サスチューンはスポーティ寄りのソルテラ専用設定となり、AWD制御には2モード型X-MODEを採用する。


最先端の電気自動車だが、クルマとしての完成度を優先して開発されており、極端な未来感の演出などはない。

BEV専用プラットフォームをトヨタとともに新開発。衝突安全性能も高レベルだ。

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